スレイブネーム
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スレイブネーム (スレーブネーム、英: slave name)とは、奴隷にされた人物に与えられる人名、もしくは奴隷にされた祖先から受け継がれた名前のこと。現代的な用法としては、奴隷にされたアフリカ人の子孫で、奴隷主から彼らの祖先に与えられた名前を保持しているアフリカ系アメリカ人やアフリカ系カリブ人に対して適用される言葉である。
古代ローマにおいて
アフリカ系アメリカ人
多くのアフリカ系アメリカ人やアフリカ系カリブ人が、自らの出生名がスレーブネームに由来するものとして改名を行っている。これらの改名は、改宗を伴ったり[注釈 1]、ブラック・ナショナリズムの高まりによって行われ、とくに後者の場合、アフリカに起源をもつ名前への改名が行われることが多い[注釈 2]。
アフリカ系アメリカ人にスレーブネームを放棄することを推進する組織も存在している。ネイション・オブ・イスラームは、これらの組織のなかで一番よく知られているものであろう。ネイション・オブ・イスラームのリーダー、イライジャ・ムハンマドは、1965年に著した『アメリカの黒人へのメッセージ』のなかでスレイブネームについて何度か触れている。
- 「現代の文明社会の目には、スレイブネームによってあなたがたが奴隷の地位にとどめおかれ続けている存在に映っているということを念頭に置くべきだ。あなたがたはこれまで、そしてこの頃も、見てきたであろう。白人の名前で呼ばれている限り、アフリカ人もアジア人もあなたに敬意を向けないことを[6]」
- 「あなたがたは、未だに奴隷主たちの名前で呼ばれている。権利によって、国際的な権利によって、あなたがたは白人種たちのアメリカに属している――彼[奴隷主]はそのことを知っているのだ。あなたがたは、まだ奴隷の足かせから抜け出せていない。あなたがたは、まだ繋がれているのだ[7]」
ブラック・ナショナリスト団体のUS Organizationもまた、アフリカ系アメリカ人に対してスレイブネームからアフリカ人名へと改名することを呼びかけている団体である[8]。