本制度を利用して競技に復帰するドライバー・マシンに対しペナルティなしでの競技復帰を認めてしまうと、通常通り競技に参加している他のドライバー・マシンに対し不公平な扱いとなってしまうため、通常競技復帰に際しては何らかのペナルティが課される。
WRCの場合は、原則としてトラブルにより参加できなかったSS一つにつき5分のペナルティが課される(タイムとしては「そのSSのトップタイム+5分」で計算される)。またリタイアタイミングがその日の最終SSだった場合はペナルティは10分となるほか、最終SSを走り終えてからリタイアした場合、最終SSは完走できなかったものとして扱われる。
またトラブルによりリタイアした場合でも、必ず本制度を利用して競技に復帰できるわけではない。例えば、マシンのエンジンブロック・ボディシェルの交換は認められていないため、クラッシュによりそれらの部品にダメージを受けた場合は競技続行不可能となる。またイベント最終日にリタイアした場合は、前述のタイム加算ペナルティの対象とはならず、そのままリタイア扱いとなる。
なお本制度を利用する場合、サービスパークでの修理時間は最大3時間に制限され、また修理は翌日のラリースタートの4時間前までに完了していなければならない[1]。
APRCの場合は総合結果に対し与えられるポイント以外に、競技期間内の一日毎の結果に対するポイント(DAYポイント)が与えられる独自の制度があるため、本制度により競技に復帰した場合、WRCと異なりその結果は総合順位には残らず、DAYポイントのみを獲得できる形となる[2]。