セイブサンゴヘビ

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セイブサンゴヘビ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
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分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
: コブラ科 Elapidae
: セイブサンゴヘビ属
Micruroides K.P. Schmidt, 1928[2]
: セイブサンゴヘビ
M. euryxanthus
学名
Micruroides euryxanthus
(Kennicott, 1860)
シノニム
  • Elaps euryxanthus Kennicott, 1860
  • Micrurus euryxanthus Stejneger & Barbour, 1917[3]
  • Micruroides euryxanthus K.P. Schmidt, 1928[2]
英名
Sonoran coral snake
western coral snake
Arizona coral snake
本種および近縁種の分布図      セイブサンゴヘビ      テキサスサンゴヘビ      トウブサンゴヘビ

セイブサンゴヘビ(学名:Micruroides euryxanthus)は、コブラ科に分類されるヘビの一種。セイブサンゴヘビ属(学名:Micruroides)は本種のみから成る単型属である[4]メキシコ北西部およびアメリカ合衆国南西部に分布する。

1860年に博物学者のロバート・ケニコット英語版によって、Elaps euryxanthus として記載された[5]。属名は「サンゴヘビ属に似た」を意味する[6]サンゴヘビ属とは近縁であり、約3600万年前に分岐した[7]。3亜種が知られている[8]

  • Micruroides euryxanthus australis Zweifel & Norris, 1955
  • Micruroides euryxanthus euryxanthus (Kennicott, 1860)
  • Micruroides euryxanthus neglectus Roze, 1967

分布と生息地

アリゾナ州中部からニューメキシコ州南西部、シナロア州南部のマサトランまで分布し、アリゾナ州西部のChocolate Mountainsラパス郡カリフォルニア湾ティブロン島にも孤立した個体群が生息する[9]

平野から比較的低い山地の斜面まで、海抜0-1,900mで見られ、草原、農地、砂漠、灌木地、有刺低木林、有棘林、熱帯の落葉樹林、低地のマツおよびオーク林などに生息する。アリゾナ州では岩の多いバハダ英語版、斜面、砂漠の低木林の渓谷および砂漠の草原に多く生息する。ニューメキシコ州では岩の多いバハダやメスキートの生える広い川の谷に多く、谷底のクレオソートブッシュ英語版の生える平地でも稀に見られる。建物の中で見られることもある[1]

形態

全長は最大61cm[10]。吻部は頭頂板の後縁まで黒い[11]。その後ろは白く、赤、白、黒、白、赤の順に模様が並び、赤色の部分が広い。尾は白黒である[6]。体鱗は滑らかで、体の中央部では15列である。腹板は214-241枚で、肛板は2つに分かれる。尾下板は21-34枚で、2列に並ぶ[12]トウブサンゴヘビと似るが、白または黄色の部分がより広く、尾の黒い部分の数が少ない[12]。頭部の色は本種では黒、白、赤の順だが、トウブサンゴヘビでは黒、黄、黒である[13]。無毒のシロハナキングヘビソノラスキハナヘビ英語版は本種と似た模様を持ち、有毒の本種に擬態していると考えられる[6]

生態と行動

夜行性であり、昼間は地中に潜っている。曇りの日などには昼間にも活動することがある[1]。主にアメリカホソメクラヘビ属英語版を捕食するが、ソノラヘビ属英語版ボウシヘビ属英語版も獲物となる[14]トカゲ科などの小型のトカゲも食べる[9]。サンゴヘビ属と同様に卵生である[12]。3個の卵を産み、生まれたばかりの幼蛇は全長18-20cmである[14]

脅威を感じると頭部を体の下に隠し、尾を上げて丸める。同時に「おなら」を出す。総排泄孔から音を立ててガスを発し、この際不快な臭いも生じる[12][15]。性質は大人しく、取り扱いを誤らない限り咬まれることは無い[4]

毒性

出典

関連項目

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