セグリゲーション

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セグリゲーション(英:segregation)とは、従業員による誤謬や不正を未然に防止することを目的として、業務における執行者と承認者の権限・職責を分離し明確に定めること、またはそうしたルールを定めることで、従業員をモニタリング(監視)し、不正を未然に防止するような組織設計を行うことをいう。

日本語の「職務分掌」は、英語の「division of duties(職務の分担)」[1]もしくは「segregation of duties(職務の隔離)」[2]の訳語として用いられる。しかし、「職務分掌」は文字どおり業務を手分けして分担するという意味であり、セグリゲーションとは必ずしも同義ではない。

企業が内部統制においては、単に職務を分担するだけでは不十分なことが多く、意識的に特定の執行者に集中している業務を分離したり、執行者が自分勝手な行動をとらないよう業務を監視する機能を設けたりすることを考える必要がある。このような目的を持って行われる業務の分掌化を、英語では「segregation of duties (【略】:SOD)」と表現することが多い。内部統制構築支援などにたずさわる外資系監査法人や、外資系コンサルティング会社では、職務分掌などと区別するために、「セグリゲーション」を用いることが多い。

従業員不正との関連

企業や組織の中で、従業員不正が発生した場合に、必ずと言っていいほど指摘されるのがセグリゲーションの欠如である。一般に、従業員不正は周囲のモニタリング(監視)機能が喪失している際に発生することが多い。すなわち、従業員は上司や周囲の同僚・部下が誰も自分の行動に関心を払っていない、もしくは監視していないということに気付いた時、不正行為に走る可能性が高くなる。こうした可能性を未然に低減してくためには、特定の担当者に集中している業務を意識的に分離し、従業員を常に監視するような組織設計を行うことが重要となり、これがセグリゲーションの本質とするところでもある。

日常業務におけるセグリゲーション

脚注

関連項目

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