セグロアシナガバチ
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| セグロアシナガバチ | |||||||||||||||||||||||||||
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メスのセグロアシナガバチ | |||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Polistes jokahamae Radoszkowski, 1887 | |||||||||||||||||||||||||||
| シノニム | |||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||
| セグロアシナガバチ(背黒脚長蜂) |
セグロアシナガバチ(背黒脚長蜂、学名: Polistes jokahamae[1])は、スズメバチ科アシナガバチ属のハチ。
分布
近縁種
- オキナワセグロアシナガバチ Polistes jokahamae okinawaensis
- キアシナガバチ Polistes rothneyi iwatai
人との関わり
営巣
園芸や家庭菜園等、給餌を見込んだセグロアシナガバチは、近所の家屋などに営巣し、人と関わることになる。
家屋に営巣する場合、軒下など雨が直接当たらない場所で、一階部分にあたる地上高2-4mに作ることが多い。
また、以下の観察例もある。
- 農業害虫が多かった年、営巣ラッシュで、民家二階の軒下、地上高6m付近に営巣した個体もあった。その年は、天敵のヒメスズメバチのほかオオスズメバチも来襲し、オオスズメバチがヒメスズメバチを追い払い、巣の襲撃を繰り返した。
- 女王蜂を生かしたまま、営巣中の巣を壊すことを1-2週間おき3回繰り返したが、その個体は放棄せずに執拗に巣を完成させた。
巣の大きさから捕殺量は推測できるが、「要領よく給餌し巣を拡張する巣群」や「サボる働き蜂が多く巣が拡張しない巣群(=巣から飛び立ってすぐ近くの葉で長時間休息)」など、さまざまな個性の集まりで食物連鎖のバランスが保たれている。なお、ヒメスズメバチの襲撃対象になるのは、先に「小さい巣」、徐々に「大きい巣」になる観察例がある。
ヒメスズメバチの襲撃による巣の放棄、または、最高気温が20℃以下になる頃、営巣活動は終了する。残った個体は、巣やその周辺(建物のくぼみ、茂った常緑樹など)に群れで固まり、給餌以外で飛行することは少なくなる。最低気温が連日5℃以下になる頃の小春日和のある日(日時は異なる)、各々の巣群は一斉にいずこへと飛び去ってしまい、その年の人との関わりを終える。
自己防衛
営巣中、女王蜂単体しかいない時期は保身に努めるためか、威嚇すらしないことが多い。しかし、働き蜂が増え始めたら注意が必要になる。 巣の1m付近で複数の個体がこちらをロックオンしたら仮想敵として認識されている。50cm付近から「ジー」(羽音)といった威嚇音を発するようになる。威嚇音が聞こえても、それ以上近づかなければ刺してこないので、過度に反応せず、ゆっくりと(身をかがめ)その場から遠ざかること。
例えば、オオスズメバチは、巣を中心とする縄張りから離れない限り、「カチカチ」(顎を噛み合わせる音)といった警告音を発し執拗につきまとう行動を続けるが、セグロアシナガバチでは、威嚇と警告の間合いが短いため、結果的に「突然刺された」ということになる(セグロアシナガバチにすれば、本能的な自己防衛に過ぎない)。
刺す際に目標とするのは黒色のようである。顔であれば眼球、服装では黒に近い色の箇所。ただし、アシナガバチ全般、飛行が不器用なので、実際に刺されるのはその周辺になる。 刺した個体は、しばらく、周辺の地上を徘徊することが多い。
人間側の不慮の事故として、以下の個体がパニックに陥り、近くにいた人を刺した例がある。
- ヒメスズメバチに巣を襲撃された
- 何らかの理由で巣から落下した
以下の状況に遭遇したときは、すみやかに、その場を離れた方が安全である。
- 個体が間合いを詰めつつ飛行し近づいてくる
- 複数が混乱して飛行している
- 複数が巣以外の場所に群れて集合している
以下のような通常行動、「不器用にゆっくり飛行」しているとき、人に触れることはあっても、強く払う等しなければ、積極的に人を刺すことはない。
- 餌場と巣を往復飛行
- 草葉の間で餌を探している
益虫として
アシナガバチの記事にあるように小型のアオムシ等の駆除に効果がある。しかし、セグロアシナガバチより大きなイモムシやケムシの駆除には効果がない。(秋分以降)最高気温20℃を下回る頃から給餌行動は激減する。