セッタンジェリ首藤あつき
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1995年5月に画家として本格的な活動を始めた[一次資料 2]。
幼少期より、文字や数字を色として識別する「共感覚」(シナスタジア)を持っていたと自身が語っており、その体験が芸術的な感受性の基盤となったとされる[1]。学生時代には欧米ロックのアルバムジャケットやハリウッド映画のポスターから視覚的影響を受ける一方、イタリア・ルネサンス美術を独自に研究[一次資料 2]。
2010年には、オノ・ヨーコから武士道を描くことを勧められた[2]。2018年7月6日〜23日、米国ニューヨークのギャラリー「en:WhiteBox」にて、展覧会「New Dawns of the Samurai Spirit」を開催[3]。この機会に「日本が誇る“武士道”を描いてみては」との助言を受けたことを契機に、甲冑・兜を主題とした連作シリーズ《THE SAMURAI SPIRIT》の制作を本格化させた[2]。
作風と理念
首藤の作品は、日本の伝統的な武士道精神と西洋絵画の技法を融合させた象徴的表現を特徴とする。彼が掲げる芸術思想「Neo‑Ism」(ネオ・イズム)は、「求道心」「独創力」「国際性」の三理念を基盤に、〈古典 × 現代〉〈意匠性 × 芸術性〉という四概念の交差点における表現を目指している[1]。
代表連作である《THE SAMURAI SPIRIT》では、鎧や兜をモチーフとしながら、油彩技法で具象と抽象を組み合わせることで「洋の中の和」の哲理を描き出している[4]。
また、2022年以降発表された《CHARACTERS》シリーズでは、“風変わりな個性を持つ孤高の者たち”(The Idiosyncratic Spirit)を題材に、侍以外の歴史的人物や異文化の英雄像にも表現領域を広げている[5]。
公的評価
美術評論家マーク・ブロック(Mark Bloch)は、2018年7月のBrooklyn Rail誌において、WhiteBoxギャラリーでの展示をレビュー。セッタンジェリの作品について「highly concentrated mental state(高度に集中した精神状態)」での制作手法を評価し、その芸術的プロセスと作品の質を詳細に分析している[6]。
