セドロール

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セドロール: Cedrol)は、三環式セスキテルペンアルコールの一種である。シダーウッドヒバなどの針葉樹精油に含まれる。ポットマジョラム (Origanum onites) からも同定されている[4]。主に香料として利用される[5]スギの葉や材[6]コウヨウザンの材にもセドロールが含まれる[7]

概要 物質名, 識別情報 ...
セドロール
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChEMBL
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.000.942 ウィキデータを編集
CompTox Dashboard (EPA)
性質
C15H26O
モル質量 222.372 g·mol−1
外観 純粋なものは無色結晶。純度により、半固体ないしは液体
匂い シダーウッド様香気
密度 1.01 g/mL
融点 86 - 87℃[1]
沸点 273 °C (523 °F; 546 K)[2]
不溶[3]
有機溶媒への溶解度 アルコール、油類に可溶[3]
危険性
致死量または濃度 (LD, LC)
>5g/Kg(ラット、経口)[3]
関連する物質
関連する異性体 C15H26O
関連物質 セドレン
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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セドロールのヒトへの効果については、交感神経系の活動や精神緊張を低下させる作用を有すること[8]、睡眠に早く入り深い眠りが持続すること[9]が報告されている。コウヨウザンの材に含まれるセドロールはヤマトシロアリに対して高い抗蟻活性が認められた[10]。2015年の研究では、摂食後の妊娠した雌の蚊がセドロールに誘引されることから、セドロールを使ったマラリアの運び屋となっている蚊のトラップの可能性が示唆された[11]

用途

シダーウッド油の分留・再結晶により精製され、石鹸洗剤、家庭用品向けのウッディ・スパイス・オリエンタル系調合香料の保留剤として使用される。純粋なものは結晶であるが、市販品は半固体ないし液体であることが多く、凝固点は20℃ないし34℃以上である。「セドレノール」の名称で市販されているものでも、本物質を主成分としていることがある[3]

脚注

参考文献

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