セリンラセマーゼ
From Wikipedia, the free encyclopedia
セリンラセマーゼ(Serine racemase)は、L-セリンからD-セリンを生成する酵素である。D-セリンは、脳内でNMDA型グルタミン酸受容体を活性化させることで神経シグナル伝達分子として働く。ヒトでは、セリンラセマーゼタンパク質は、SRR遺伝子でコードされている[5]。
哺乳類のセリンラセマーゼは、ピリドキサールリン酸依存性の酵素であり、L-セリンからD-セリンへの異性化及びL-セリンから脱水してピルビン酸とアンモニアを生成する反応の両方を触媒する[6]。この酵素は、マグネシウムなどの2価のカチオンで生理的に活性化され、またマグネシウム/ATP複合体によってアロステリックに活性化される。