タイワンヤマツツジ

From Wikipedia, the free encyclopedia

タイワンヤマツツジ
タイワンヤマツツジの花
(2026年3月 沖縄県石垣市)
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類
core eudicots
階級なし : キク上類 superasterids
階級なし : キク類 asterids
: ツツジ目 Ericales
: ツツジ科 Ericaceae
: ツツジ属 Rhododendron
: タイワンヤマツツジ
R. simsii
学名
Rhododendron simsii Planch.

[1]

和名
タイワンヤマツツジ、トウサツキ、トウヤマツツジ[1]

タイワンヤマツツジ(台湾山躑躅、別名:トウサツキ、トウヤマツツジ、学名:Rhododendron simsii )はツツジ科ツツジ属の半常緑低木

高さ1–2メートル。同属のサキシマツツジに似るが、花も葉も小さい。樹皮は赤褐色。葉は枝先に束生状につく。葉は長さ2–5センチメートルで全縁、互生し、葉の両面に剛毛がある。春葉と夏葉の区別があり、春葉は楕円形でやや大きく、冬は落葉する。夏葉は倒卵形でやや厚く、越冬する。花芽に腺点は無く、粘りは無い。花梗と萼片に剛毛がある。萼片は普通楕円形で、長さ約3ミリメートルで先は丸い。花は径3–4センチメートルの朱色〜赤色[2][3][4][5][6][7]、ときに紅紫色[4]ともされる。開花期は春〜夏[5]、2–5月[3]あるいは4–7月[8]で、奄美では3月中下旬に開花するとされる[6]。雄しべは10本[4][6]

本種はジテルペン類のグラヤノトキシンを含み[9]、茎葉や花はヤギなどの動物に対して有毒とされる[3][8]

分布と生育環境

南西諸島(奄美大島、加計呂麻島、徳之島、伊平屋島、伊是名島、沖縄本島、石垣島、西表島)、台湾、中国南部〜チベット、東南アジア(ベトナム、ラオス、タイ、ミャンマー)に分布[2][3][4][5][7][10]。酸性土壌の山地〜低地の岩場や林縁に局所的に、やや稀に生育する[2][3][4][5][7]

利用

庭園樹、盆栽用[2][3][8]。材は堅く強靭で、辺材・心材ともに帯淡紅白色[3]。繁殖は実生のほか、挿し木も容易に行える[2][8]。排水の良い酸性土壌を好み、半日以上日の当たる場所が必要。施肥は年4回程度、有機肥料を与えると生育が良いが、開花直前の施肥は花つきが悪くなるため避ける。剪定は開花後に行う[8]。欧州では多くの園芸品種の交配親として利用され[8]、ベルギーでは中国産のタイワンヤマツツジなどを交配母体として鉢植用のベルジアン・アザレアが育成され、温室栽培用ツツジとして世界中で利用されている[11]

ギャラリー

脚注

参考文献

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI