タークーラ
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地理

オーストラリアの南岸に近いナラボー平原と、大鑽井盆地との間、南緯30度41分41秒 東経134度33分22秒に、タークーラは位置する[2]。この場所は、南オーストラリア州に属する[3][4]。
なお、オーストラリア東海岸のシドニーと西海岸のパースを結ぶインディアンパシフィックと、オーストラリア南海岸のアデレードと北海岸のダーウィンを結ぶアデレード=ダーウィン鉄道は、ポート・オーガスタとタークーラとの間の約413 kmの区間で、路線を完全に共有している[注釈 1]。このうち北側の分岐点に当たる場所が、タークーラである。このような鉄道交通の要衝で、列車の乗り換えも行われる場所ながら、タークーラ自体は小集落であり、2006年に実施されたオーストラリアの国勢調査では、タークーラの居住者は、38人であった[5]。
気候
通信
タークーラの郵便物は、一般に鉄道を利用して輸送する。なお、2016年現在、タークーラの郵便番号は、5710である[7]。
歴史
19世紀終盤にタークーラ付近では金(Au)が発見され、その金鉱は1893年には「Tarcoola Goldfield」と命名された。この金鉱のため、遅くとも1900年までには集落が形成され、1900年8月18日に郵便局も設置された[8]。なお、正式に「タークーラの町」として成立したのは、1901年2月21日であった[9][10]。つまり、鉱山の集落として誕生した町であり、タークーラの金鉱としての最盛期は20世紀の初頭であった。金鉱としての最盛期だった時期に当たる1915年には、オーストラリア大陸横断鉄道がタークーラまで延伸してきた。なお、タークーラでは1901年から1954年までに、約2.4トンの金が採掘された[11]。しかし、この当初の金鉱は閉山し、過去の遺物になった[12]。一方で、近くに新たにChallenger Mineが開山した[13]。
名称
ここの地名は、1893年に競馬のメルボルンカップの優勝馬であった「Tarcoola」の名に由来する。競走馬のTarcoolaは、オーストラリア南東部のニューサウスウェールズ州のタークーラ牧場「Tarcoola Station[注釈 3]」で育成された。このタークーラ牧場の付近にはDarling川が流れており、この川の付近に住んでいたアボリジニの言葉で「タークーラ」とは「川底」を意味していた。