ダイオウイトマキツムバイ
From Wikipedia, the free encyclopedia
| ダイオウイトマキツムバイ | ||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||
| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Manaria chinoi Fraussen, 2005[2] | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ダイオウイトマキツムバイ |
ダイオウイトマキツムバイ(大王糸巻き紡錘蛽)、学名 Manaria chinoi [2][3]は、イトマキシワバイ科に分類される海産の巻貝の一種。殻長(殻高)80mm前後になり、イトマキシワバイ属 Manaria としては大型。殻は細長い紡錘形で、全体に白色で模様などはない。フィリピンのやや深い海に産するが、生きた貝が未だ採取されない珍品とされる[4]。
種小名の chinoi は日本貝類学会の知野光雄(ちの みつお)への献名[4]で、本種の新種記載に用いられた標本の多くは、知野がフィリピンの採取業者から購入して記載者のFraussenに託したものである[2]。
形態
- 大きさと形
殻高(殻長)は86mmほどになり、スレンダーな紡錘形をしている。螺塔は高く、後成層(後殻)は約10層ある。縫合が狭く溝状になるのが本種の目立つ特徴の一つである。
- 原殻(プロトコンク)
全ての標本で浸食されているため詳細は観察されていない。また後成層との明瞭な境界も確認されていない。
- 彫刻
細い螺肋が全体にあり、螺塔上部には縦肋もある。後成層のうち最初の4層は殻表面が浸食されているため螺肋は縦肋間にのみ認められる。5層目には細くシャープな9本の螺肋があり、ここでは螺肋と螺肋間はほぼ同じ幅で、螺肋は縦肋上でも消えずに縦肋を乗り越える。螺肋は成長にとともに数が増え、次体層では12本を数える。体層には41本の螺肋があり、体層上部では肋間は狭いが、殻底部では螺肋が細くなるとともに肋間は深く広くなり、時に螺肋間に二次的な螺条が現れることもある。縦肋は、3層目に10本、6層目には12本あるが、7層目付近からは弱くなり、成貝の体層ではほとんど消える[2]。
- 殻質と色彩
殻は厚く、白色で模様はない[2]。
- 殻口
縦長で、外唇は厚く、外唇内面には約7本の内肋がある。軸唇は弱く曲がり、中央やや上寄りに不定形な結節がある[2]。