ダイヤモンド半導体
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物性
歴史
- 1980年代後半 - アメリカ合衆国で研究されるが断念
- 1995年 - 日本の通商産業省電子技術総合研究所(当時)で本格研究開始
- 2003年 - NTT物性科学基礎研究所が独ウルム大共同で動作周波数としては世界最高の81GHzを達成
- 2004年 - 独立行政法人 物質・材料研究機構ナノマテリアル研究所を中心にした共同研究でダイヤモンド薄膜での超伝導を発見
- 2010年 - 独立行政法人 産業技術総合研究所ダイヤモンド研究センターが1インチサイズの単結晶ダイヤモンドウエハの製造に成功
- 2021年 - 佐賀大学新動作原理によるダイヤモンド半導体パワーデバイスの作製に成功[1]。
- 2021年 - アダマンド並木精密宝石株式会社が超高純度の直径2インチのダイヤモンドウエハの量産技術を開発した。[2]
- 2024年 - 物質・材料研究機構が世界初のn型ダイヤモンドMOSFETを開発[3]。
課題
- ホウ素およびリンなどをドープし、p型、n型制御を実現している。しかしダイヤモンド格子に欠陥を与えずにこれらのイオンをドープする技術の開発が課題である。
- 電極などの他の物質との接触部で、ナノレベルの不要な界面構造が生じる。今後はこれら接触界面の均一化が必要とされる。
想定される応用例
ダイヤモンド半導体は、他の半導体材料に比べて耐久性が高く、宇宙での苛酷環境の使用に向いている。
また、優れた物理特性により、ダイヤモンド半導体を用いた電力制御を、電車・電気自動車や産業機器などの制御装置に搭載することで、大幅な省エネルギーが達成できる。
衛星通信分野では、宇宙空間の環境に耐えられるパワー半導体が存在しない為、進行波管(TWT)という真空管ベースの増幅器が使用されていたが、ダイヤモンド半導体が実用化されれば、人工衛星の軽量化による費用削減、効率向上によるデータ転送量の増大で、UHDTVの次世代高精細度テレビジョン放送においても、現行方式と同等水準の受信環境を実現する為に実用化は必須である。