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ダイル・ムッラーン

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ダイル・ムッラーン(アラビア語: دير مران, ラテン文字転写: Dayr Murrān)は、ダマスクスの西の郊外に位置するカシオン山の斜面の下部にかつて存在した村と修道院であり、7世紀から9世紀にかけてウマイヤ朝とアッバース朝のカリフが季節的な居所として好んで滞在したが、正確な場所についてはわかっていない。

ダイル・ムッラーンの正確な場所は特定されていないが、中世の史料によれば、ダマスクスのバーブ・アル=ファラーディース(英語版)(楽園の門)に近いカシオン山の斜面の下部に存在し、村からはダマスクスの周囲に広がるグータの平原の果樹園を見渡すことができた[1]。村の名前は村の中に存在した大きなキリスト教の修道院に由来しているものの、この修道院の名前でもあるダイル・ムッラーンの語源についてはよくわかっていない[1][注 1]。アラビア語でダイル・ムッラーンは「トネリコの木の修道院」を意味しているが、歴史家のドミニク・スールデル(英語版)はこれを語源としては疑問の余地が残ると述べており、一方でシリア語では納得のいく説明ができないと指摘している[1]。ダイル・ムッラーンの眼下にはサフラン畑が広がり、村の城壁の中には庭園や果樹園が豊富にあることで知られていた[2]。また、ダイル・ムッラーンの修道院は多くのモザイクで飾られていた[1]。

歴史

脚注

参考文献

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