ダウンヒル (自転車競技)

From Wikipedia, the free encyclopedia

ダウンヒル

ダウンヒル: downhill)は、マウンテンバイク(MTB)競技の一種。山に造られた急斜面のコースを高速で下る。最も危険で激しいジャンルであり、エクストリームスポーツに分類される。

自転車とライダーを運ぶリフト

ダウンヒルコースが設置されている場所は、併設されているゴンドラ(スキーリフトのようなもの)または運搬専用車で自転車とライダーを山の上まで運び、ライダーはそこから一気にコースを下る。基本的にダウンヒルに上りという概念はない。

上級者は時速60kmを超えるスピードで走行することもある。コースは自転車で走るからといって土がしっかり踏み固められた所ばかりではなく、大きな石がゴロゴロしている箇所、砂利が敷き詰められている箇所、滑りやすい粘土質の箇所等、多数の障害がコース内に存在する。

コース全体の下り道からなる高速度と路面からの振動、コーナーのライン取りなど、一度ダウンヒルを体験すると病み付きになる人も多い。ただ、走る場所が全般的に危険なので走行の際にはフルフェイスヘルメットや全身を防護するプロテクターは必須である。

日本では、富士見パノラマリゾート長野県)や白山瀬女高原スキー場(石川県白山市)で大会がある。またゴンドラは無いがピックアップトラックで頂上までの搬送を行っている高峰山MTBワールド(茨城県)やスキージャム勝山(福井県)、アルペンブリックMTBパーク(新潟県)もある。

MTBは、ビーチクルーザーの改造などでハンドメイドされた「クランカー(Klunker)」などと俗称された、ダウンヒルの草レースのための自転車から始まったとされる。

ダウンヒルバイク

ダウンヒルバイク(ホンダ RN-01英語版

MTB、自転車全体から言っても特に激しい車体負荷が加わり、専用に設計されたダウンヒルバイクが用いられる。フレームは頑強で重く、特に負荷が集中するフロントフォークはオートバイのように長大なストロークを持ちハンドルバーまで達するサスペンションを備えたものが装備される。競技の性質上、推進はあまり考慮されず、グランドクリアランスを大きくとり地物衝突リスクを減じる観点からもフロントディレイラーを備えずチェーンリングを小径としているものが多い。さらにアイドラー(誘導輪)を追加してチェーンを上方へ逃がしたり、下部にチェーンリングを露出させない内蔵ギアとする場合もある。ボトムブラケット高も大きく、扱いには相応の技量と体力を要する。

過酷なレースシチュエーションのため車両デザインの移り変わりも早く、新技術に対する進取傾向が盛んで、着地の衝撃に耐える前後フルサスペンション、リムの付着物や歪みにも強いディスクブレーキ、ホイール保持力が高いスルーアクスルなどダウンヒルから始まって他へ波及した新機軸も多い。

日本国内の大会

海外の大会

脚注

関連項目

Related Articles

Wikiwand AI