ダブル・デライト
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ダブル・デライトは、バラの園芸品種の1つ。1977年にアメリカ合衆国で、ハーバート.C.スウィム (Herbert.C.Swim) とA.E.エリス (A.E.Ellis) によって作出された[1]。1985年に「栄誉の殿堂入りのバラ」に選出された[1]。作出から約10年しかかかっておらず、殿堂入りのバラとしては異例の早さである[1]。
四季咲き・丸弁高芯咲きの大輪を咲かせるハイブリッド・ティー系のバラ[1][2][3]。母をグラナダ、父をガーデン・パーティにして作出された[1][4]。半横張り性で、樹高が0.9-1.2m程度、株張りが100cmくらいの樹形にまとまるが、偏って成長しやすい[1][2][5][6][4]。花径は12-14cmの大輪で、主に一輪咲きである[1][3]。咲き始めはアイボリー色の花だが、咲き進むとともに花弁の端が徐々に赤く染まっていく[1][2]。覆輪の色彩の現れ方は、日照と温度に依存する[4]。花付きはあまりよくない[1]。また、ブラインドが発生しやすい[1][6][7]。花弁は35枚から40枚程度[8][4]。花保ちは中程度[1]。弁質に関しては評価が正反対で、弁質はしっかりしており雨でも傷みにくいと書くものもあれば[1][4]、まったく逆に雨で傷み易いと書くものもあり判然としない[9][5]。香りの質はフルーツ香、強さは強香[1]。ただし、スパイス系の香りと書く本もある[5]。香りのバラとして知られるグラナダの血を受け継いでおり、ダブル・デライトは芳香が非常に強いことで有名だった品種である[6][5][10]。枝は細い[2]。花茎も細いため、雨が降ると花がうなだれる[4]。葉は大きくやや光沢がある[9]。ダブル・デライトの新しい葉は薬害をおこしやすいので、薬の濃度や散布時間には特に注意が必要である[6]。耐病性はやや弱い[1]。樹勢は中程度[1]。1977年に全米バラ選 (AARS) に選出された[3][10]。また、これ以外にも多数受賞している[10]。枝変わりに、つるダブル・デライトがある[1]。つるダブル・デライトはほぼ春にしか花を付けない[4]。