ダルビッシュ翔

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生誕 ダルビッシュセファット・ファルボッド翔
(1989-03-12) 1989年3月12日(37歳)
日本の旗 日本 大阪府羽曳野市
代表作 『悪名』
罪名
  • 強盗
  • 大麻取締法違反
  • 傷害
  • 賭博
  • 暴行
だるびっしゅ しょう
ダルビッシュ翔
2023年
生誕 ダルビッシュセファット・ファルボッド翔
(1989-03-12) 1989年3月12日(37歳)
日本の旗 日本 大阪府羽曳野市
職業 実業家、元総合格闘家、元YouTuber
代表作 『悪名』
罪名
  • 強盗
  • 大麻取締法違反
  • 傷害
  • 賭博
  • 暴行
刑罰
  • 懲役1年、執行猶予4年(2012年)
  • 懲役2年4ヵ月、執行猶予5年(2016年)
家族
身長 182 cm (6 ft 0 in)[1]
体重 99 kg (218 lb)[1]
現役期間 2009年 - 2015年
アマチュア総合格闘技記録
試合数2
敗戦1
ノックアウト1
引き分け1
その他
総合格闘技記録 - SHERDOG
YouTube
チャンネル 二代目ワルビッシュTV
活動期間 2020年 - 2024年
登録者数 25.9万人
総再生回数 1億8437万8936回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2026年4月2日時点。
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ダルビッシュ翔(ダルビッシュ しょう、1989年3月12日[3] - )は、日本実業家、元総合格闘家、元YouTuber。本名はダルビッシュセファット・ファルボッド翔[4]大阪府羽曳野市出身[5]。実兄はプロ野球選手のダルビッシュ有、実弟は元俳優のダルビッシュ賢太[5]。総合格闘技ではリングネームの「Dark翔」として活動[3]。2021年7月から大阪市西成区でボランティア団体「大阪租界」として炊き出し活動を行っている[6]。また、2024年までYouTubeチャンネル「ワルビッシュTV」を運営していた[7]

生い立ち

幼少期

1989年3月12日、大阪府羽曳野市で、イラン人の父と日本人の母との間に次男として生まれる[8]。幼少期は、兄のダルビッシュ有が野球で名を馳せ、地元で「ダルビッシュ、ダルビッシュ!」と注目される中、常に兄と比較される環境に置かれ、多動性や劣等感からくる葛藤を抱えていたという[9]

兄とは対照的に誰とでも打ち解ける性格であったため、兄に近づけない不良グループが接近し、次第に不良との交流を深めていった[9]。家に帰らないことが増え、母親の郁代が「出ていきなさい!」と怒鳴ると、本当に出て行ってしまい、数日後に不良の溜まり場となっていた友人の家で発見されたこともあった[9]

中学時代

小学校ではサッカーをしていたが、中学に上がると同時に「俺には向いてない」と思ったためサッカーを辞める[10]。その後、中学2年生の夏になる前に問題を起こし、初めて児童相談所に連れていかれる。その後、児相送りを繰り返して中学2年を過ごす[10]。中学3年生の夏には、退部した後輩が髪を染めたことで退部させられそうになったことに抗議するため教師に暴行(ハイキックなど)を加え、さらに翌日には同級生を2階から突き落とそうとした疑いで14歳で逮捕された[11]

この逮捕により、それまで噂レベルだった「悪名」が世間に知られることとなった[11]。同級生とは示談が成立したが、教師との示談は行われず、学校に戻ることはできなかった[11]。その後、福井県にある更生施設「はぐるまの家」に約半年間入所し、中学の卒業式には金髪で特攻服を着て出席したという[12]

高校進学と少年院時代

中学卒業後、治安が良いとは言えない定時制高校に進学したが、入学からわずか1週間で同級生への暴行により無期停学処分を受けた[13]。学校に行かなくなってからも夜な夜な不良仲間と集まり、バイクで暴走行為を繰り返すなど、いわゆる「半グレ」に近い存在として活動していた[13]

同時期に、同じグループで走っているメンバーが右翼団体のバイクを強奪したことで乱闘が始まり、逮捕されて少年鑑別所へと送られた[14]。鑑別所では、すでにプロ注目の選手の弟に対して施設側の配慮で個室が用意された[14]。この間、母親の郁代は、翔が少年院に入る前に「一緒に死のうか」と話したこともあったと語っている[15]。鑑別所入所中は母親が毎日面会に来ていたが[14]、稀に母親が面会に来ない日があり、不安と苛立ちを感じていた[15][16]。最終的に、 京都の宇治少年院で1年8カ月を過ごすことになった。また、高校は無期停学だった翔に退学処分を下した[17]

アメリカ合衆国への留学

少年院を出る直前、教官に「今後は真面目にするんか?」と聞かれた翔は「いや、帰ってヤクザでもしますわ」と答えた。それを聞いた両親はアメリカ合衆国南部にあるアリゾナ州のオーク・クリークにある施設を見つけ、留学させた[18]。その後、アメリカに住む父の親族宅で入所までのわずかな時間を過ごした。アリゾナで8カ月過ごした後、西海岸のシアトルに移動して、東海岸のワシントン州スポケーンで半年、最後はシアトルに戻って3~4カ月を過ごした[18]。当時、未成年でパスポートは出入国手続きなどすべて親の承諾が必要だったが、翔は両親に、「一瞬だけ帰らして」と懇願して日本に帰国。その後はアメリカに戻ることはなかった[18]

帰国後

帰国した翔は幼なじみと結婚し、すぐに子供が生まれる。 その後、2007年10月に強盗致傷で逮捕され少年院行きとなる(後述[19]。 一方で兄はプロ3年目で沢村賞に選出、最多奪三振ゴールデングラブ賞ベストナインのタイトルを獲得しており、最初の結婚で注目を集めていた。事件の裁判では両親も懸命に情状を願い出たことも寄与して、社会的制裁を受けていることが認められた[19]。この裁判に、「俺が引き受ける」と名乗りを上げたのが野村克也の義理の息子である団野村だった。2008年、 団のマネジメント会社 「KDNスポーツジャパン」(現:Athlete Solution) に入社し、働きながら3年ほど東京で過ごすことになった[19]

総合格闘技

2009年7月、K-1創始者の石井和義が「将来のK-1戦士に」と翔に対し興味を示し、練習の様子を視察した[20]。石井には「格闘技のトレーニングを重ねれば人気選手になるのは間違いない」と見られていた[21]。2011年7月24日には大阪で開催される格闘イベント「FIGHTCLUB vol.8」に参戦する予定だったが、同年の傷害事件(後述)で逮捕されたことで見送られた[22]。2012年、総合格闘技大会に参戦し「Dark翔」のリングネームでデビュー[23]

2013年9月9日に「THE OUTSIDER」大阪大会の100キロ級に初出場し、本格的なファイト活動を開始した。試合では出田源貴と対戦し、0-0の引き分けとなった[24]。182センチ、99キロの重量級体格から「格闘技界の次期重量級エース」と評された[1]。格闘家として、近距離戦に強いストライカーであり、左フックやミドルキックで攻撃するスタイルを得意とした。THE OUTSIDERのプロデューサー・前田日明は「接近戦のショートフックが良かった」「85~90kgでトップに行ける」と評価した[1]

YouTube活動

2020年からYouTubeチャンネル「ワルビッシュTV」でアウトロー系YouTuberとして活動を行っていた[25]。動画では、自身のパーソナリティーやアウトローの伝説を発信している[26]AERA DIGITALとのインタビューで、「自分も含めて、罪を犯した人でも、その人たちが正当に主張できる場所を作りたい」と思い活動を始めたと語っている[25]

2024年4月26日、「メンバーの谷やんが逮捕されたので、ワルビッシュTVは終了します。」と題した動画を投稿[7]。動画内で「ワルビッシュTV」を終了し、YouTube活動から引退することを発表した[28]。これは、チャンネル初期からの主要メンバーである谷やんが、窃盗容疑で逮捕されたことを受けての判断であると説明している[29][27]。翔は動画内で、谷やんが複数回の服役歴を持ち、今回もひったくりで逮捕されたことを明かし、「もうこれ6回目の懲役」「人生の半分くらい懲役ちゃうんか」と述べ、仲間の再犯に強い落胆を示した。また、これ以上活動を続けることは難しいとして、自身もYouTubeを引退すると表明した[7]。谷やんは神戸市内でひったくりを行った疑いで逮捕されており、翔は「他人の口から出るより、うちらから言っとかなあかん」として動画で公表したという。チャンネル登録者は約27万人に達していたが、翔は「やり切った感がある」として閉鎖を決断した[28]

また、翔は「格好つけたら責任を取ることになるが、年齢的にも若い子らを応援していきたい」と述べ、今後はYouTube以外の活動に軸足を移す意向を示した。なお、仲間と行ってきた炊き出しやゴミ拾いなどの地域活動は継続するとしている[30][31]

炊き出し活動

大阪租界による炊き出し活動(2021年)

2021年7月29日[32]からは大阪市西成区釜ケ崎萩之茶屋南公園(通称三角公園)で炊き出し活動を毎週木曜日に行っている[6]。活動は「大阪租界」という団体が主催し、生活困窮者に食事を提供している。炊き出しは、賛同する個人や企業に食材を寄付してもらい、調理や配布、片付けまですべてボランティアで担っている[33][32]。スタッフは傷害や窃盗、覚醒剤使用などの容疑で逮捕された前科のある人が多い[34]

炊き出しの様子はメディアに取り上げられ、翔自身も活動をSNSで報告している[35]。最初は地元の仲間に声をかけ、20人ほどでスタートしたが、SNSなどの投稿をきっかけに参加する人が増え[35]、通算200回を達成した日には約30人が参加した[36]

2022年9月22日に実施された炊き出しには約400人が訪れた[37]。2024年11月14日、日本たばこ協会が実施している「寝たばこ火災防止キャンペーン」とコラボレーションし、「大阪租界×TIOJ」を実施した[38][39]。2025年7月には4年目で通算200回を達成した[36]

不祥事

強盗致傷事件

2007年10月、大阪府富田林市のホームセンター前の路上で、翔を含む総勢20人で2人の男性に因縁をつけて暴行し、現金を奪った強盗致傷の疑いで逮捕された[19]

強盗傷害事件

2007年11月、仲間と金銭目的で建設会社に押し入り、刃物で相手に怪我を負わせたとして逮捕された[40]

大麻所持・傷害事件

2011年7月1日、大阪府警河内長野署大麻取締法違反傷害容疑で逮捕されていたことを週刊誌『FRIDAY』が報じた[41]。6月7日に大麻所持の容疑で逮捕され、その後17日に傷害容疑で逮捕されていた[41]。この事件では、約6年前からの付き合いがあった一般女性Aさんに対し、翔が恋人として紹介した後輩とAさんが電話で話していたことに激昂し、平手打ちや首絞めなどの暴行を約2時間続けたとされる[41]。この際、2種類の睡眠導入剤を同時に服用し、錯乱状態であったという[41]。Aさんは全身あざだらけとなり、右目の視力も低下。その後、「今、友達とな、お前の子供、さらいに行こうかと言うててん」などと脅迫メールを送っていたことも報じられた[41]。7月1日午前10時の時点で大麻所持については罪を認めており、傷害容疑については捜査中と報じられていたが[41]、同日22時に『日本経済新聞』が「腹が立ったので殴った」と翔が容疑を認めていると報じた[42]

2011年8月19日、傷害事件の初公判が大阪地方裁判所堺支部(古賀英武裁判長)で開かれた[43]。起訴状によると、1月下旬、大阪府河内長野市の女性宅で、女性の顔を平手で殴り、馬乗りになって首を絞めるなどして、頭部打撲など13日間の傷害を負わせたとしている[43]。検察側は冒頭陳述で、「女性が別の男性を家に呼ぼうとしたことなどに腹を立てた」と指摘。弁護側は、暴行の内容や傷害の程度を争う方針とした[43]

2012年2月1日、大阪地裁堺支部は懲役1年、執行猶予4年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した[44]。判決理由で古賀英武裁判官は「女性の交友関係に腹を立てた。長時間、一方的に顔を殴るなど犯行は執拗で悪質」と指摘。弁護側は殴った回数や暴行の内容を争っていたが、「医師の診断と整合しない」として退けた[44]

2013年の傷害事件

2013年10月15日、知人の少年(19歳)を殴るなどして怪我を負わせたとして、大阪府警羽曳野署に傷害の疑いで逮捕された[45]。逮捕容疑は、3人の友人と共謀し、藤井寺市内の自宅などで少年の顔面を殴るなどし、顔面皮下血腫、左眼球打撲など全治2週間の怪我を負わせたという。翔は「相手の態度に腹が立ったから暴力を振るった」などと供述し、容疑を認めた[46]

野球賭博事件

2015年10月27日、野球賭博の開帳図利と常習賭博の容疑で大阪府警に逮捕された[47][48]。これは6度目の逮捕と報じられた[40]。捜査によると、2015年5月12日から18日にかけて行われた米MLBと日本のプロ野球の公式戦計44試合を対象に、客16人から1口1万円で計1854口の申し込みを受けて賭博を開帳したほか、別の容疑者が開いた野球賭博に客として参加した疑いがある[49][50]。賭博のやりとりや賭け金の取りまとめには、モバイルメッセージングアプリのLINEが使われていた[51]。胴元になった場合は、賭け金総額の1割を「寺銭」と呼ばれる手数料として受け取っていたとされ[51]、賭け金の総額は5億円にのぼり、胴元には手数料の5000万円が渡ったとみられている[52]。翔は「俺は客や」と供述し、野球賭博の胴元ではないと主張した[48]。この事件は、兄のダルビッシュ有の選手生命にも影響を及ぼしかねないとして、MLBの調査が入る可能性も示唆された[40][53]。逮捕後、ダルビッシュ有は米国の代理人事務所と球団を通じて、「私は野球賭博行為に関与したことは決してない」と英語で声明を出した[54]。祖母は逮捕について「本当にバカやなと思いますよ。何回、警察のお世話になったら気が済むのか」と嘆きを語った[40]

2016年6月16日に初公判が大阪地方裁判所(橋本一裁判長)で開かれた[55]。起訴状によると、昨年開催された日本のプロ野球と米MLBの試合結果を1口1万円で客に予想させ、LINEのメッセージ機能を使って計約1億1000万円の申し込みを受けたほか、自らも賭けたとしている。裁判では、約2億2000万円を賭けたとする常習賭博罪については認めた。また、弁護側はLINEでのやりとりが「賭博場の開帳」に該当しないとして賭博開帳図利罪の成立を否定、常習賭博幇助罪にとどまると主張した[55]

2016年7月19日、論告求刑公判が大阪地裁で開かれ、検察側は懲役2年6ヶ月を求刑して結審した[56]。論告で検察側は「賭博は被告の自宅を中心とする生活圏や行動範囲を本拠として行われた」と指摘。「賭博場の場所的要素は十分特定されている」とした。一方、弁護側は最終弁論で、LINE上でのやりとりは刑法が禁じる「賭博場の開帳」には当たらないと主張。同罪は成立せず、常習賭博幇助罪にとどまるとして、執行猶予付きの判決を求めた[56]。最終意見陳述では「兄や家族に迷惑をかけた。今後ギャンブルはせず、まっとうな社会人として生きていくことを誓います」と述べた[56]

2016年9月27日、大阪地裁は懲役2年4ヶ月、執行猶予5年の有罪判決を下した[57][58]。判決理由で橋本裁判長は「賭けの申し込みなどはもっぱら携帯電話を使って行っており、携帯を使用した場所を本拠として賭博場を開帳したと解釈できる」として賭博開帳図利罪の成立を認めた。その上で「違法性はさほど大きくない」として、執行猶予とした[59]。また、翔が公判中に「名字を変えたい」と話したことを挙げ、「名字を変えるより、あなたが変わってください!」と更正を促した[60]

戦績

総合格闘技 戦績
2 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
0 0 0 0 0 1 0
1 1 0 0 0

著書

脚注

外部リンク

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