ダン・スロット

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ダン・スロット(Dan Slott、1967年7月3日 - )は、アメリカ合衆国のコミックブックのライターである。マーベル・コミックの『アメイジング・スパイダーマン』の脚本を2008年から担当していることで知られる。

初期

スロットのマーベルでの初めての作品は『ニューウォリアーズ英語版』年刊版第1号の6ページのバッアップストーリー「To Bounce Or Not To Bounce」と『マイティ・マウス』第10号「Survival of the Hippest」であり、どちらも1991年7月に発行された[1]。その後彼はマーベルでコミック版の『レンとスティンピー』のレギュラーライターとなり、同誌でスパイダーマンとパウダーレッド・トーストマンの対決を執筆した。続いてスロットはDCコミックスの『スクービー・ドゥー』、『ルーニー・テューンズ』、『パワーパフガールズ』といった子供向けコミックを執筆した。『バットマン・アドベンチャーズ英語版』と『ジャスティス・リーグ・アドベンチャーズ英語版』の後、スロットはDCにシリーズを売り込む機会を得た。その結果、2003年にミニシリーズ『アーカム・アサイラム: リビングヘル』がライアン・ソック英語版の作画で発売された。2004年に彼はレッドキング英語版が初登場するジャスティス・リーグのストーリーライン「4th Parallel」を執筆し、2007年に『JLAクラシファイド』第32-36号で出版された。

マーベル・コミック

2009年のブルックリン・ブック・フェスティバル英語版で語るスロット。スロットの右側はジム・マッキャン、左側はフレッド・ヴァン・レンテ英語版ピーター・デヴィッド英語版

『アーカム・アサイラム』が成功するとスロットは2004年にマーベルに復帰し、『シー・ハルク』誌を創刊した[2]。同誌ではマーベル・ユニバースにおける「超人弁護士」としてシー・ハルクに焦点が当てられた。『シー・ハルク』は2005年10月に第2期としてリランチされ、さらにその後は「シビル・ウォー」や「ワールド・ウォー・ハルク」といったクロスオーバーイベントとタイインした。2007年にスロットは第2期第21号を以て降板した。

2005年の『シー・ハルク』の休刊期間中にはミニシリーズ『スパイダーマン/ヒューマン・トーチ』を執筆した。スロットはまた同年にグレート・レイクス・アベンジャーズ英語版の初のソロ・ミニシリーズ『GLA: ミスアセンブルド』を執筆した。彼は同誌でダイナ・ソー英語版を死亡させ、新キャラクターのグラスホッパー英語版と1992年に初登場したスクイール・ガール英語版を新たにチームに加えた。

スロットは2006-07年のストーリーライン「シビル・ウォー」の結末に伴って創刊された『アベンジャーズ: イニシアチブ英語版[3]のライターに就任した。また2008年1月からは賛否両論を巻き起こした「ワン・モア・デイ」以降、新たに月3回発行となった『アメイジング・スパイダーマン』のライターの1人となった[4]。同誌で彼が執筆した最初の3号は1月のコミック売り上げでトップテン入りを果たした[5]

2009年よりスロットはブライアン・マイケル・ベンディス降板後の『マイティ・アベンジャーズ』を引き継ぎ、第21号から最終第36号までライターを務めた[6]。また彼は2010年9月発売のゲーム『Spider-Man: Shattered Dimensions』のストーリーを執筆した[7]。2010年11月、スロットは月2回発行に変更された『アメイジング・スパイダーマン』誌の唯一のライターとなり、「ビッグ・タイム」を開始した[8][9]

「ビッグ・タイム」からの流れは『アメイジング・スパイダーマン』最終第700号を以て区切りをつけた。この号のストーリーでピーター・パーカーの精神はドクター・オクトパスと入れ替わってしまい、オクトパスの体に入ったピーターは死亡し、ピーターの体のオクトパスが生き残るという結末を迎えた。この内容はファンのあいだで論争を起こし、スロットへの殺人脅迫もあったが[10]、彼は2012年のダイアモンド英語版・ジェム賞を獲得した[11]。また第700号は5刷まで発行された[12]。この翌月からはドクター・オクトパスの精神が入ったスパイダーマンの冒険を描く『スーペリアー・スパイダーマン英語版』が創刊され、引き続きスロットがライターを務めた。第1号は2013年のダイアモンド・ジェム賞を獲得した[13]。『スーペリアー・スパイダーマン』は第31号でピーターの精神が元の体に戻る展開で完結し、2014年4月より『アメイジング・スパイダーマン』誌がリランチされた。この創刊号はダイアモンド・コミックス・ディストリビューターズにより「21世紀のベストセーリング・コミック」とされた[14]。2014年5月からはマイク・アラリド英語版作画の『シルバーサーファー英語版』でライターも務めている[15]

2017年にスロットは、アメイジング・スパイダーマン797-800号から「ゴーダウン・スウィンギング英語版」、というタイトルのスロットがスパイダーマンを手掛ける最後のストーリーラインを書いた。その後、801号でスロットは長らくライターを務めてきたアメイジングスパイダーマンのライターを降板し、『ファンタスティックフォー』と『トニースターク:アイアンマン』を手掛けることが明らかにされた[16]

ビブリオグラフィ

参考文献

外部リンク

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