ダーニク
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西方大陸の北東部にある国センダリアで生まれ育った男性で、主人公ガリオンが『ポルおばさん』と一緒に暮らしているファルドー農園の中にある鍛冶場に住んでいる。《ダリネの書》、《ムリンの書》に代表される『光の予言』においては【二つの命を持つ男】と呼ばれ、ベルガリアードとマロリオンの両方で探索の旅の仲間となる。特徴としては、
- 梟神アルダー(Aldur)が正式に『弟子』と認めた魔術師の中では最年少である。
- ※ポレドラ、ポルガラ、ベルガリオンも『アルダーの弟子』ということになっている。が、3人とも『正式な弟子』ではない。ポレドラの正体は『アルダーの秘蔵っ子』として認められた狼である。また、ポルガラとベルガリオンのために『アルダーの正式な弟子』の証となる銀の護符を用意したのは、アルダーではなく、アルダーの一番弟子のベルガラスである。
- 外見(とくに顔)にこれといった特徴がない、どこにでもいる普通の男性である。
- 手仕事が大好きで、手先が大変器用。火起こしから家の建て増しまで何でもそつなくこなす。
- 鍛冶屋だけあって腕力が人並みはずれて強い。
- 主な武器は棍棒と斧。愛用する理由は「殺人が嫌いだから」。『マロリオン』終盤では、巨大なハンマーに変わる。
- 作品上最強の善人。妻と同等の魔術を使えるようになってから、魔術やリュートの演奏、投資といった様々な分野で才能を開花させるようになる。
- 「一度死んで生き返る」という前代未聞の経験をしている。
- 川や湖があれば即座に釣りをしたくなる、大の釣りバカ。その代わり、釣った魚をポルガラに料理してもらう前には自らはらわたを抜かねばならない。
が主である。『ベルガリアード』、『マロリオン』の両方の物語で最重要キャラクターのひとりに位置づけられている。
人間性
『センダリアの善人』と呼ばれるように、非常に実直で素直で道徳心の強い、心根の優しい男である。常に相手に敬意を払い、相手の気持ちを汲み取って物を言い、行動する。その善人ぶりは、神アルダーにも心から認められるほどである。
ゆえに他人と打ち解けるのが早く、仲間からの信望もあつい。『ベルガリアード』では謎の少年エランド(Errand)の実質的な名付け親になり、『マロリオン』では【物いわぬ男】トス(Toth)と最初に仲良くなった。
ただの優柔不断な男に見えるかもしれないが、センダリア人特有の実直主義と長年の経験から裏打ちされた判断力と行動力と信念の強さが、彼から『優柔不断』のイメージを消している。
ガリオン(Garion)が物心ついたときから彼の『兄貴分』であり、最初の『親友』であった。それはガリオンがリヴァの王ベルガリオンになってからも変わらない。また、『ポルおばさん』ことポルガラにとっては最も信頼できる『人間』であった。ゆえにポルガラの父であり魔術師のベルガラスにもその実直さと手先の器用さを認められ、『ベルガリアード物語』では《アルダーの珠》を探索する旅に最初から参加することとなった。
『ベルガリアード物語』では、ひそかにポルガラに恋心を寄せていたが、ポルガラが彼の想いに気づくことはなかった。しかし、旅の途中で生まれて初めて――敵とはいえ――人を殺してしまったとき、取り返しのつかない行為に彼は絶望し、己の愚かさを涙ながらに嘆いていた。そんな彼を慰めたのはポルガラその人だった(のちにポルガラは彼への深い愛情に気づくことになる)。
『マロリオン物語』では少々過激な行動に出るようになり、アルダーの弟子として認められるとその過激さにますます拍車をかけることになるが、善良な心根は変わることはない。