チシマイチゴ

From Wikipedia, the free encyclopedia

チシマイチゴ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: バラ目 Rosales
: バラ科 Rosaceae
亜科 : バラ亜科 Rosoideae
: キイチゴ属 Rubus
: チシマイチゴ R. arcticus
学名
Rubus arcticus L.
和名
チシマイチゴ

チシマイチゴバラ科キイチゴ属の1種およびその果実

ロシアではポレニーカ[1]、ポリャニーナ、マムーラ[2]、コスチャンカ、ホフルーシュカ、ポルデニッツァなど多くの通称で知られている。

ブロックハウス・エフロン百科事典によると、19世紀末にはフサスグリ(ラテン語: Ríbes rúbrum)[2]がこの名で呼ばれていた。

分布

北海道夕張山地北方領土[3]のほか、北アメリカ、カナダ、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、ロシアなどの北半球寒帯に分布し、海抜1200m以下のツンドラの森林、草地、河川沿岸、灌木地、沼沢地に生息している。

チシマイチゴは、スウェーデンノールボッテン地方の花に定められている。[4].

植物学上の概観

カール・アクセル・マグヌス・リンドマン著『北欧の植物図』"Bilder ur Nordens Flora"(1917-1926)での植物図

高さ30cm以下の多年草

細長く木質な歪曲した、深さ15~25cmの地下茎を有する。

は三出複葉の緑色。

単頂の有限花序で、5枚の花弁の、暗紅色のをつける。花期は5月下旬から25~35日続き、6月には開花、結実している様子を目にできる。

果実集合核果であり、成熟したものは甘味を呈し、大きさと形状ではヨーロッパキイチゴに似るものの、色味はより雑多である。熟した実の香りはパイナップルを思わせるもの。

化学組成

果実には炭水化物、5~7%の糖分(グルコースフルクトース)、1~2%のクエン酸リンゴ酸ビタミンCタンニン[5]精油が含まれており、パイナップルの風味をもたらしている。

経済的用途

果実

北方の至高の漿果[5]と評されている。生食や、加工された形態で利用される。チシマイチゴを原料に、ジャム、ジュース、果実酒浸酒リキュールが作られている。葉は、茶葉の代用品として抽出される。

チシマイチゴのジュースは解熱、水分補給に有効である。滋養強壮用途での使用が推奨される。

脚注

参考文献

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI