チワラスボ

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チワラスボ(血藁素坊、Taenioides snyderi)は、ハゼ科チワラスボ属の硬骨魚。地方名チウナギなど。

従来学名はTaenioides cirratusとされていたが、遺伝的・形態的研究から4種に分けられることがわかり、Taenioides snyderiとして分割された[1]。本項目の解説(分布・形態・生態・保全状況)は、T. cirratusとして複数のチワラスボ属隠蔽種を含める分類を用いた古い資料[2][3]に従っているため、狭義の本種T. snyderiを指していない可能性があることに留意。

太平洋およびインド洋。北は朝鮮半島西岸および和歌山県以南の日本列島、南は東インド諸島およびオーストラリア北部。西はアフリカ大陸西岸に至る[2]

形態

体は前後に長くウナギのような形状。体色は赤みを帯びた紫[2]はない(ワラスボには退化的な鱗がある)。目は退化的で皮下に埋もれる[3]

胸鰭腹鰭よりも短い(ワラスボではほぼ同じ長さ)[3]。腹鰭は左右が合わさって吸盤となる。背鰭尾鰭臀鰭はつながって一つになるが、それらの境界には小さな凹みがある(ワラスボにはない)。背鰭6棘条45-50軟条。臀鰭42-48軟条。下顎に6本の口ひげを持つ[2]

生態

内湾や河口の軟泥中に生息[3]

2021年出水市で採集された本種に寄生していたカイアシ類の個体が、新種のオシリカジリムシとして記載された[4][5][6]

分類

日本産のチワラスボ類はTaenioides cirratus1種として分類されてきたが、2012年以降の遺伝的および形態的研究からアカナチワラスボT. anguillaris・コガネチワラスボT. gracilis・ティーダチワラスボT. kentalleni・チワラスボT. snyderiの4種に区別する説が提唱されている[1][7][8]

人間との関係

出典

参考文献

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