チンアナゴ

ウナギ目アナゴ科の魚 From Wikipedia, the free encyclopedia

チンアナゴ(狆穴子、Heteroconger hassi)は、ウナギ目アナゴ科に属する海水魚の一種。

概要 チンアナゴ, 保全状況評価 ...
チンアナゴ
チンアナゴ
Heteroconger hassi
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: ウナギ目 Anguilliformes
: アナゴ科 Congridae
亜科 : チンアナゴ亜科 Heterocongrinae
: チンアナゴ属 Heteroconger
: チンアナゴ H. hassi
学名
Heteroconger hassi
(Klausewitz et Eibl-Eibesfeldt, 1959)
英名
spotted garden eel
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分布

インド洋、西太平洋熱帯域に分布し、日本では小笠原諸島静岡県高知県屋久島琉球列島にかけて分布する[2][3]

分布域の東限はピトケアン諸島、西限は東アフリカ、南限はニューカレドニア、北限は日本[4]

形態

全長35cm程度[2][3][5]。体は細長く、灰白色で多数の暗色点を持ち、普通、孔周辺と躯幹部及び肛門周辺に、対になった黒色斑がある[2][3][6][7]。吻は丸く、口は小さい[6]。尾部は硬い[8]

生態

珊瑚礁外縁部の砂底に生息する[2][3][5][7][9][10][11]。生息水深は15-45m[4][5]、生息水温は25-29℃ほど[10]。ある程度の明るさと水流がある環境を特に好む[8]

体の後半部は常時、巣穴に入っている[9]。多くの個体が集合して頭部を外に出し、潮の流れに乗ってくる動物プランクトンを捕食する[3][9][10]。この時には、体をまっすぐに伸ばし、頭を上にする姿勢を取る[12]

深い場所に作られたコロニーほど、個体の密度が高い[8]。危険を感じた際には、後ろ向きで素早く巣穴へと逃げ込む[4][13][14]

産卵期も巣穴からは出ない[4]。幼生はレプトケファルスで、全身が黒い[4][9]

名前の由来

和名は、顔つきがに似ていることに由来する[9][15]。命名者は阿部宗明

英名はspotted garden eel。砂底から頭を出す様子を、庭に生えた草木の揺れに見立てたもの[8][15]

人間との関係

無害[10]。姿や生態が特徴的で愛らしいため、水族館飼育されることも多い[10][16]

11月11日はチンアナゴの日である[17]。砂から体を出すチンアナゴの姿が数字の「1」に似ており、また群れで生活する習性を持つことから、「1」が最も並ぶ11月11日をチンアナゴの日としてすみだ水族館日本記念日協会に申請し、2013年に認定された[18]

画像集

脚注

関連項目

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