テイルズ オブ ブレイカー
日本のゲームタイトル、『テイルズ オブ』シリーズ第9作目
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『テイルズ オブ ブレイカー』(Tales of Breaker、略称:TOB / ブレイカー)は、2005年1月31日[2]よりナムコから配信されているiアプリゲーム。2007年12月13日からはEZアプリ (BREW)版としても対応[3]。対応機種はNTTドコモ FOMA 900iシリーズ以降、auの一部の機種。ジャンルはRPG。
同社のゲーム・『テイルズ オブ』シリーズのひとつ。 『テイルズ オブ タクティクス』に続く携帯電話用アプ リゲーム第2弾で、初の完全オリジナル作品.[2] 全6章が毎月1章ずつ配信された[4]。キャラクターデザインはいのまたむつみ。
タイトルの由来は「Break(壊す)」で、『テイルズ オブ』シリーズ初の女性主人公など、既成概念を壊すという意味を込めてつけられている[1]。
システム
ストーリー
テイルズ オブ ブレイカー は、ルキナと呼ばれる世界を舞台とする。
この星には複数の国家や部族が存在し、世界の一部はリリーレヒト帝国の支配下にあり、その他の地域はアウデンティア、ツァールハイト、グルーグによって構成された共和国同盟が治めている。
リリーレヒト帝国は、アムニス・フィールドに関する技術とウェルテックス・コーポレーションを独占していることで圧倒的な国力と繁栄を誇り、その力を背景に勢力を拡大し、世界支配の計画を着々と進めている。
一方、小さな村で平和に暮らしていた若い女性ミカは、ある日、自身の家族に関する情報が記された差出人不明の手紙を受け取る。それをきっかけに、自らのルーツを知るため旅に出ることを決意する。
旅の中で出会った仲間たちとともに、ミカは帝国の野望を阻止しながら、自身の過去とも向き合っていくことになる。
登場キャラクター
パーティキャラクター
- ミカ (Mika)
- 声 - 雪絵れな
- 16歳 / 女性 / 身長155cm / 体重43kg
- 本作の主人公。5歳の時に両親と兄を失い、祖父の親友・クラウスに育てられたが、本人はそれを覚えていない。武器はダブルセイバー。
- 本名は「ミッシェル・ウェルテクス」。オリジナルJMを装着することで、様々な聖獣の姿に変身できる。名前の由来はミカエル[1]。
- ユーテキ (Yuteki)
- 声 - 平川大輔
- 16歳 / 男性 / 身長160cm / 体重50kg
- ウェルテクス社の研究員。技官姿のイラストは存在している。武器は二丁拳銃。勤務先の研究室に忍び込んだミカと知り合い、仲間になる。
- 3人の姉に尻に敷かれており、名前は「エルダ」、「ミディア」、「リィア」。漫画版で明らかにされている。
- イーヴリン (Evelyn)
- 声 - 石川夕香
- 22歳 / 女性 / 身長167cm / 体重50kg
- 表はJMハンターで、裏はフリーの情報屋として活動している女性。通称「イヴ」。武器は大剣。騎士団からミカ達を救って以降は同行する事になる。
- リーリエリヒト帝国に滅ぼされたアンギュロス族の生き残りであり、情報を集めていたのは自分の一族の秘密を知るためだった。
- ザウバー (Sauber)
- 声 - 平川大輔
- 22歳 / 男性 / 身長175cm / 体重65kg
- 幼い頃からJMハンターとして活動しているオッドアイの青年。武器は日本刀二本。ミカの生き別れの兄でもある。
- バーガー (Berger)
- 声 - 永野善一
- 40歳 / 男性 / 身長187cm / 体重88kg
- ラディス教親衛隊「聖海騎士団」の隊長だったが、ミカたちと敵対するうちにラディス教に疑問を持ち、離反。ラディス教の意見食い違いによる離婚歴がある。
- 漫画版には未登場。騎士時代のイラストは存在している。武器はナックル。
- ルル (RuRu)
- 声 - 桑島三幸
- 14歳(外見年齢) / 女性 / 身長150cm / 体重40kg
- 魔法の国アウデンティア出身の少女。幼い頃のトラウマで炎を恐れている。武器はバトン。
- ポポ (PoPo)
- 声 - 桑島三幸
- 猿のような姿をしたルルのペット。
その他のキャラクター
- イシュトヴァーンIV世
- 声 - 永野善一
- リーリエリヒト帝国皇帝にして、ラディス教教皇。武器は大剣。
- シラス
- 声 - 出村貴
- 帝国宰相だが、密かに下克上を企てている。しかし、野望達成前に皇帝に粛清された。武器は杖。
- ユディーヌ
- 声 - 雪絵れな
- 皇帝に忠誠を誓う帝国審問官。武器は先端部が“イ”の形をした槍。
- ルーク
- ラディス教の枢機卿。
- ヴィルギニア
- 声 - 出村貴
- リーリエリヒトの元帥。帝国最強の精鋭部隊「ミッドノクス」を率いる。彼の性格を物語る如く、武器は斧。
- セデギウス
- 声 - 松本吉朗
- バーガーの離反後、聖海騎士団の隊長を引き継いだ人物。
- グラント
- 特務機関Gのリーダー。ユディーヌの腹心。武器は騎士剣。
- オフレッサー
- ミッドノクスのリーダー。ヴィルギニアの弟分。武器は三又の槍。
他作品への出演
- テイルズ オブ ヴァールハイト
- ミカ、ユーテキ、イーヴリン、ザウバー、ルル、バーガーが闘技場に登場。
- テイルズ オブ ザ ワールド マテリアルダンジョン
- ミカとユーテキが、それぞれレーネとリオの「レジェンド」衣装として登場する。
開発
本作を配信するサイト「テイルズ オブ モバイル」は、当初から高クオリティ路線を基本コンセプトとしていた[1]。当時の携帯電話用ゲームは家庭用ゲームの移植やミニゲームが主流だったため、「テイルズ オブ モバイル」立ち上げメンバーの郷田努は、暇つぶしではない本格的なゲームを提供して特色を出そうと考えていた[1]。
開発にあたり、携帯電話という枠の中でどこまでシリーズらしさを表現できるかが考慮された。そして、キャラクターデザインとしてファンに馴染みのあるいのまたむつみを起用、戦闘システムをアクション要素の強いものとするといった施策でシリーズらしさを固めた[1]。一方で携帯電話の枠を壊すべく、複数の章で構成される大ボリュームでの配信や、声優のボイスといった要素が採用され、科学色・宗教色の強い世界観、女性主人公といった革新的要素も盛り込まれた[1]。女性主人公などの新しい要素は、シリーズ総合プロデューサーの吉積信とともに念入りに調整された[1]。
評価
StoryWorksの小松しおるは、読み込みが多過ぎる点を指摘しつつ、アプリだからといって手を抜いたところはなく、携帯ゲーム機でなくとも携帯電話でゲームが楽しめることを証明した作品としている[6]。
配信元サイト「テイルズ オブ モバイル」の会員数は元々数万人規模だったが、本作の登場でさらに数万人増えて40%ほどの増加となった[7]。
2025年に電撃オンラインが行った企画「G-MODEアーカイブス5.5周年アンケート」では、「現行機で遊びたいフィーチャーフォンのゲームアプリ」の第6位にランクインした[8]。この企画に関連して電撃オンライン編集長のそみんが執筆した記事では、シリーズのフィーチャーフォン用作品の中で、本作はコンシューマライクでストーリーやゲーム性がしっかりしておりイチオシと評された[9]。
漫画
『月刊Gファンタジー』(スクウェア・エニックス)で漫画化作品が連載された。作画は金谷和子。
関連書籍
- テイルズ オブ モバイル ザ・コンプリートガイド ISBN 978-4-04-867113-2