テオドール・ファン・ケッセル
From Wikipedia, the free encyclopedia
生涯については殆ど知られていない。1620年ころユトレヒトで生まれたのではないかとされている。1650年にローマにいた証拠があり、その1年後にアントウェルペンに移り1660年ころまで、そこで働いた[1] 。
画家のダフィット・テニールス2世(1610-1690)のもとで働き、スペイン領ネーデルラント総督レオポルト・ヴィルヘルム・フォン・エスターライヒの美術コレクションをもとに、253点の複製版画を制作し1660年に『Theatrum Pictorium』というタイトルで出版された版画集に貢献した[1][2]。版画集にうちの27点にはファン・ケッセルの署名があり、特に神話を題材にした作品の数が多く、ティツィアーノ・ヴェチェッリオやアンドレア・スキャヴォーネ、ジョルジョーネ、ヤコポ・バッサーノの原画をもとにした作品などが含まれていた[3] 。
1654年には同時代の画家ヤン・ファン・デン・ヘッケ(Jan van den Hecke: 1620–1684)の原画をもとに「Alcune animei」というタイトルの家畜や動物を描いた版画集を制作した[4] 。また自らの絵をもとにした騎馬の人物の版画を制作した。