ディエゴ・マテウス
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ララ州バルキシメト生まれ。幼少期に、クアトロのアマチュア奏者だった父親に導かれて音楽教室に通いヴァイオリンを始めた[1]。その後、首都カラカスへ移り、シモン・ボリバル交響楽団のコンサートマスターを務めるまでに成長し[2]、エル・システマの創設者ホセ・アントニオ・アブレウから指揮の指導を受けた[3]。イタリアのボローニャでモーツァルト管弦楽団のヴァイオリニストとして参加中、マテウスが指揮を学んでいることを知っていたクラウディオ・アバドが、リハーサルの途中でマテウスにタクトを譲った。これが大きな転機となり、マテウスはアバドの助手として研鑽を積むこととなる[1]。
2011年から2015年まで、ヴェネツィアのフェニーチェ劇場の首席指揮者を務めた[4]。4年間にわたる任期中、ヴェルディの「椿姫」、「リゴレット」、プッチーニの「ラ・ボエーム」といったオペラ公演に加え、チャイコフスキーの交響曲全曲演奏サイクルを指揮した。また、フェニーチェ劇場のニューイヤー・コンサートを二度にわたって指揮している。2013年から2016年までは、メルボルン交響楽団の首席客演指揮者を務めた[5]。
日本での活動
クラウディオ・アバドがマテウスを小澤征爾に紹介したことで、2011年にサイトウ・キネン・オーケストラを指揮し、以後2014年、2018年、2019年にも松本に招待され、2018年にはドイツ・グラモフォン創立120周年スペシャル・ガラコンサートの舞台に小澤征爾と共に立った。2023年からは小澤征爾音楽塾の首席指揮者を務め[6]、国内外でのオーディションで選ばれた若い音楽家達を指導し、世界の歌劇場で活躍するオペラ歌手や演出家と共に、オペラ公演などを行っている[7]。2015年、2019年にNHK交響楽団定期公演、2023年に水戸室内管弦楽団、2025年に新日本フィルハーモニー交響楽団に客演している[8]。