ディサ属
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特徴


地面に根を下ろす地上性のランである[3]。地下に塊根を持つ草性の植物で、茎は単一で直立する。塊根は細長い形をしている[1]。茎の基部から先端に向かって少数から多数の葉をつける。葉は線形から広卵形で、葉質はやや肉厚で柔らかい[1]。花は先端に少数、または多数を総状花序につける。花の大きさは様々で、花色も多様。花被のうちで萼片がよく発達する。背萼片は頭巾状に発達し、その背面には距か先の丸い突起を持つ。側花弁と蕊柱はその基部に収まる[1]。側萼片は左右に張り出す。側花弁は小さく、唇弁はもっと小さい。
唇弁に距がなく、背萼片にあるのはラン科としても特異なものである。蕊柱の構造は複雑で、おしべは蕊柱の先端から伸び出してほぼ180°折れ曲がって下を向いている[4]。
種と分布
分類
もっとも近縁なものは Schizodium である。この属は本属と同地域に6種のみを有する小さな群であるが、本属と併せて Disinae ディサ亜連を構成するというのが現在の扱いである。分類的な扱いは経緯が複雑で、何度も複数の属が立てられ、それらはあらためて本属にまとめられた。上記の Schizodium も本属の同物異名に扱われたことがある。属内を亜属や節に分ける扱いも何通りか提案されているがまだ確定的なものはない。形態的な特徴で区分された節は分子系統のデータからは系統を反映したものではない恐れがある[5]。
本属に近縁なものとして日本ではジョウロウラン Disperis siamensis が沖縄の八重山諸島から知られている。この種が属するジョウロウラン属もアフリカに分布の中心があり、アジアにはインドからニューギニアの熱帯域に数種があるのみである[6]。