デッド・オア・ストライク
From Wikipedia, the free encyclopedia
| デッド・オア・ストライク | |
|---|---|
| ジャンル | ハイテンションバトル漫画 |
| 漫画 | |
| 作者 | 西森生 |
| 出版社 | コミックスマート(連載) GANMA!(電子単行本) |
| 掲載サイト | GANMA! |
| 発表期間 | 2015年6月30日 - 2022年3月26日 |
| 巻数 | 全13巻(2025年10月1日現在) |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | 漫画 |
| ポータル | 漫画 |
『デッド・オア・ストライク』は西森生による日本の漫画作品。Webマンガサイト『GANMA!』にて2015年6月30日より2022年3月26日まで連載された。全147話+特別編(10p)。単行本はGANMA!より全13巻が電子配信されている。
全てが野球の実力で測られる野球エリート養成高校に、野望を抱いた野球初心者が入学してのし上がる様を描く。人智を越える魔球(まきゅう)・魔振(ましん)が織り成す「高校野球」という「架空のスポーツ」を題材にした 「ハイテンションバトル漫画」であり、生死を懸けた「ガチンコ野球 × バトル」と銘打たれた。作者の西森は「コンセプトは暴力を使わないバトル漫画」とコメントしている。
スポーツ物を手がける際に「昔流行っていた魔球ものを21世紀に全力でやったらどうなるか?」という発想が起点となった[1]。SNSなどでは「テニスの王子様」っぽいという評価を受けたが、西森自身は「高橋留美子作品」を意識したと語っている。非現実で多彩な技を真剣に行う様をコンセプトにしたため少々ギャグ感を醸し出すシーンも多いが、敢えて作中には突っ込み役を置かない作風とした。また主人公が基本的に窮地に飛び込むアウェイな立場であるため、敢えて過酷で逆境的な舞台設定を多数生み出している。頼れる仲間との絆を作っていく王道展開も物語の軸として用意されている。
私立 頂高校 入学の日に現れた主人公・初月和希は、野球の初心者でありながら卓越した身体のセンスで3軍の入部テストを突破する。その才覚に目を付けた1軍専属マネージャー・雪村沙奈は1.5軍の待遇を新設し校内に物議を醸す。実質3軍で奮闘する初月の前に1軍・早舞間が現れ実力差で圧倒。奮起した初月に雪村は「入れ替え戦」への参加を促す。決勝で用意された1軍との交流戦を目指しメンバー作りが始まる。
1.5軍メンバーを募集する特別トライアウトが緊急開催、初月・華菱・才野を含む18人より2チームが振り分けられ「100耐」が開始。初月たちの「白チーム」は前年優勝の明日葉が率いた「黒チーム」を退ける。白チームは同メンバーで1.5軍として「入れ替え戦」へのエントリーが完了、全16チームでの開催が決定した。
名将・門堂の特訓を受けた1.5軍メンバーは、彼らを良く思わぬ2軍統括マネージャー・軋本の搦め手をよそに、入れ替え戦を勝ち進んで行く。一方1軍の雪村と獅子谷は、この機に乗じて暗躍する他校スパイの動向を探っていた。準決勝は互いに総力戦となり、本来の姿を取り戻した毒村を要するイエローカンパニー(Y.C)に1.5軍は惜敗。
敗戦のショックから立ち直り再集結した1.5軍は、サポート役として他校との対外試合要員の命を受けた。負けたら退学とリスクがあるもレベルアップが地方予選前に間に合う、と新しい目標に意気上がる1.5軍だったが、遠征中にグランド7(G7)の一角・等々力高校の強襲を受ける、明らかに情報が漏れていた。そのころ、諜報者候補を絞った1軍は獅子谷の命で1軍メンバー招集を掛けた。
等々力高校を退けた1.5軍に帰校後待っていたのは雪村による個別尋問だった。諜報者の疑いはG7咆哮学園の斧田と名乗る男に掛かる。スポンサー絡みの裏対外試合をダシに雪村が斧田と対峙、もう一人の「斧田」の存在を確信する。1軍とY.Cの交流戦がG7への中継で開催、だがこれは雪村によるスパイ狩りの「鳥カゴ」であり、暴かれたその正体は意外な人物だった。
地下牢に収監された初月は、出房するための「謹慎御免状」獲得を賭けて明日葉とペアを組みサドンデス勝負に奮戦していた。そんな中、1軍会議に初月の処分が検討され、監督判断で退学が決定。一方、1軍監督の正体を知った七波は裏組織・隠密風紀委員の集団に追われ、騒動は1.5軍の1・2年を巻き込んだ「百人組手」に発展。皆の処分と引き換えに単身退学を決心した初月を救出に来たのは音宮たち3年の仲間だった。
1.5軍と美咲を含めた10人は警備をかいくぐり頂高校を脱出した。高校は直ちに制裁を加えるべく追っ手を放つ。豆粒島の明け渡し期日まで一ヶ月を切った中、初月の大願の行方、そして雪村を敵に回して1軍への雪辱は果たせるか。
登場人物
1.5軍メンバー
- 初月 和希(みかづき かづき)
- 1年、一番ピッチャー(野手時はレフト)、主人公。身体能力は卓越しているがキャッチボールも殆どしたことがない野球初心者。野球を愛するじいちゃんの教えに従い女子を大事にする。一方、他人を従わせたり命令することが嫌い。じいちゃんからはバット=名刀・紅月を授かっている。
- 東東京に浮かぶ豆粒島の出身だが、島が頂高校に領地化され島民の全員退去を求められたため、島民の思いを背負った希望として出島。その目的は頂高校でのし上がって学校自体をぶっ潰すことにある。だが本来の気質はマイナスの感情では動かず、目の前の勝負自体を楽しみ、格上の相手と全力で戦うことで自身のレベルアップに励む。素人であることが吸収を高め驚異的スピードで進化していく。相手の魔球を削り散らし自分の力を加えて倍にして弾き返す二重螺旋魔振 遠心全力砲に開眼、壱類弐類参類全ての要素を含む技の完成を目指す。長宗我部とのコラボ技から魔振 遠心火鉢、G7咆哮学園・相楽ヶ原アルマとの開戦で魔球 遠心キャノンを開発、メガ山戦で会得した内向きの引力 渦潮焔、さらに遠心力と引力の回転を同時に纏った魔球 月輪無双(がちりんむそう)に至る。
- 華菱 廉太郎(はなびし れんたろう)
- 2年、六番セカンド、右投げ左打ち。2軍時代に雪村を慕っていたため、初月から一方的に友達扱いされる。品位を重んじる堅目の性格で、真面目すぎるがゆえに人との関わり方が下手。初月へは感覚に頼りすぎて無駄が多いと酷評するが、友達として頼む初月を対等になれる仲間と感じ助っ人として参戦。互いの信用を築くことをチームの理想と考えている。音宮の欠場時には、初月の女房役として臨時の捕手も買って出た。球筋変化系の魔振(壱類)を得意とし、2段変化 ビクトリーロード、Wフェイント、垂直変化 L球バット、1段変化 Re:ボール、オーバー・レイン球、Iターンと多彩に駆使。
- 才野 有人(さいの あると)
- 1年、九番サード。初月と同クラスで3軍からスタート。人懐こく直ぐに初月と打ち解けるが、金髪でチャラそうな外見から織部の評価は低い。早舞間の球を受けた件で奮起、初月と共に「入れ替え戦」に参戦する。華菱からも「アホが増えた」と見下されるが、内面は計算高く初月と自分が実力で他に劣っていることを自覚している。利用してやろうと近づいた初月に逆に魅せられ、遅れを取るまいと自身のプライドを刺激するチーム内好敵手関係として共に成長して行く。中学時代は地元ナンバー1強打者であり、一度も三振を取られぬ「ドクターKキラー」と呼ばれた。追い込まれて力を発揮するタイプで、デビルバイソンズ戦時に魔球と対峙した火花で閃光を纏う魔振に開眼、守備を麻痺させる閃光花火(せんこうスパーク)、さらに火花の爪が竜巻を取り込む閃光ソニック、炎の拳で球を包む閃光石火(サマーソニック)を得るも、一試合に1回しか使えない制限を持つ(後に成長して4回に増加)。
- 常多 心壱(ときた しんいち)
- 2年、七番センター。1年時、頂高校で毒村たち天才に接し、自分の思い上がりを戒めるため「ッス」を敬語語尾として付ける様になった。パワー系の爆発魔球 爆ホーム、魔振 爆ボール、硬式ロケッツを駆使。門堂の指示により投手も兼任する。
- 竜田 竜太郎(たつた りゅうたろう)
- 3年、三番ライト、右投げ左打ち。パワーヒッターで、魔振はボールに重力を込める弐類重量型 重加速(ヘビーメタル)。長宗我部と共に、所属していた前チームを脱退しトライアウトに参加。結果拾った最後の希望に熱い思いを賭けている。性格は真っ直ぐで駆け引きが下手、揺さぶられやすい、とは音宮の弁。
- 七波 八起(ななみ やおき)
- 2年、八番ファースト。童顔で「ママン」が口癖。自己犠牲の精神を持ち、初月を庇い倒れたことも。自らを過小評価しプレッシャーに弱い面もあるが、不安で迷いがある時こそ原点に帰る、褒められて伸びるタイプ。自身を信じて透明化魔振 ステルスを放つ。やがて魔振は無意識に物質を透過する ステルスレスに発展する。
- 音宮 慶(おとみや けい)
- 3年、五番キャッチャー、右投げ両打ち。合理主義で冷静だが、時に冷徹な判断を下すこともある。打者との心理戦は醍醐味と語り、投打の司令塔となるチームの要。空中で球が最大5個に分裂し、偽せ球は煙幕球・催涙・催眠暗示と様々なトラップが発動する魔振 フェイクスター。G7蛮能高校の主将・尾蛇切とは強い因縁を持つ。
- 早乙女 晶(さおとめ あきら)
- 2年、二番ショート。女性のような外見で、常にぬいぐるみを抱く(年上の友人ミズホから譲り受けた物)。帯状になったボールが絡み付く魔振 帯鎖縛。可愛いと呼ばれることを嫌悪し、ムカつく外野は魅せるプレーでねじ伏せることを心がけている。実は高所恐怖症。
- 長宗我部 武市(ちょうそかべ たけいち)
- 3年、元2軍B1クラス。四番レフト(常多登板時はセンター)。持ち技の魔振 通電閣は、届かない距離のボールも電気で弾き飛ばす。門堂の指示により投手も兼任、魔球 電撃弾(スタンだん)を投げる。中学時代の不完全燃焼を悔やみ、最後まで悔いを残さず戦い尽くす熱い男。勝負は非情であるがゆえ相手に敬意を込めて、敗者の想いを背負い魔振を打つ。魔振 雷神放電閣、飛雷神(ひらいしん)では帯電域が周囲にまで拡大。
1.5軍関係者
- 雪村 沙奈(ゆきむら さな)
- 3年。1軍統括マネージャーを務める黒髪美少女。初月の才覚に目を付け独断で1.5軍の待遇を新設し、その後ろ盾と言える存在。しかしそのため初月は周囲の反感を買い窮地に追い込まれる。2軍3軍を含む部員全員のデータを唯一完全把握している。
- 信楽 織部(しがらき おりべ)
- 小学6年。初月と同郷の少女で、島民では初月以外唯一の子供。野球初心者である初月のお目付役として、同時に頂高校付属小に転入する。幼いがクレバーな頭脳を持つメガネ娘。
- 門堂(もんどう)
- トライアウトの監視人として登場した、普段は清掃員の姿をした老人。その正体は元3軍監督で「地固めの門堂」と呼ばれた。トライアウトを勝ち抜いた1.5軍メンバーに特訓を施す。
- 室戸 美咲(むろと みさき)
- チア部1年。初月・才野とクラスメイト。初月の特訓協力者となり開眼を促す。本人は当初否定していたが、Y.C戦で初月たちの身を案ずる余りマネージャーとしての立場を自覚、最終的に10人目の仲間的位置に収まる。ヘアスタイルは当初、羽の様に両側を立てていたが、入れ替え戦後はマネージャーとして帯同し髪を下ろした(チア衣装時は髪型も戻る)。
- 吉寺 祥子(よしでら しょうこ)
- 頂高校校医。保健室で1.5軍の治療に優しく勤しむ。メンバーからの評判も良く癒される頂高校のオアシス。
- 裏田 真実味(うらた まさみね)
- 1.5軍の脱走を手引きする情報屋(自称)。魔振は使えないがバットリフティングの達人。頂高校3軍OBで、魔振の次段階「魔心」に目覚めている。
2軍・3軍
- 碇山 剛宗(いかりやま ごうしゅう)
- 3軍キャプテン。初月に対して初めての障壁となる大男。持ち技は暴力魔球 正中線上フルコースから繰り出される 死死球球 feat.三振。入れ替え戦時に地下牢より復帰し再登場、全力で魔球と対峙し打ち勝った初月を認める。
- 詰崎(つみざき)、鮫定(さめさだ)
- 2軍。勝つためには手段を選ばない屁理屈二遊間コンビ。初月の高待遇に嫉妬し開戦を挑むが、華菱を味方に付けた初月の8ランホームランに敗れる。能力はネチネチした陰のオーラがボールの勢いをそぎ落とす魔振 ネガティブネット(詰崎)、ボールが変形・先鋭化する殺人フライ 氷柱落とし & ゲスの極み反則奥義 丸飲みジョニー(鮫定)。
- 明日葉 丈也(あしたば じょうや)
- 2軍Aクラスで昨年の入れ替え戦優勝チーム「アフロボンバーズ」の元主力。対外戦で暴力事件(相手贔屓の審判を殴る)を起こし無期限地下牢行きだったが、雪村の手により処分解除され1.5軍の認定を受けた。黒チームを率い初月たち白チームと「100耐」を争うが敗北。巨大なアフロヘアーを持ち、持ち球は超絶スローボール魔球 コンクラーベ。謹慎中の地下牢で初月と再会、謹慎御免状を求めるためのペアを組む。
- 軋本 計子(きしもと はかりこ)
- 2軍
統括マネージャー。雪村を良く思っておらず、入れ替え戦を表裏から仕切って1.5軍を妨害する。対外試合からは1.5軍(敗退したため2軍C扱い)への統括マネージャーにもなり、過密連戦スケジュールを詰め込む。初月の処分事にも同行する等、義理堅い一面もある。 - 市軸 果実(いちじく かじつ)
- 2軍「Jackshows」マネージャー。チームが万年Bクラス弱小で入れ替え戦にもエントリー出来ないため、才野の引き抜きを狙って接近する黒髪ツインテ娘。大スポンサー企業の御令嬢でもあり、スボンサー関係者のみ対象だったイエローカンパニー戦を織部・美咲と共に観戦する。
- 鋼屋 甘吉(はがねや )
- 2軍スイートバニラズ唯一のAクラス。口が悪くワンマン体制に見える裏で「このチームで勝ちたい」という仲間への熱い思いを持っており、仲間からの信頼も厚かった。「鋼の結束力」を原動力にチームの盾となり魔球 赤壁を力投する様は、1.5軍をも大きく成長させた。
- 毒村 四音(どくむら しおん)
- 2年、2軍Aクラス。イエローカンパニーの4番サード(後半ピッチャー)でリーダー。最も1軍に近いとされる男。女の前では穏やかな風を纏った色男だが、一転して狂気が滾る姿へと変わる二面性を持つ。魔振は風を起こし嵐を呼ぶ乱鬼流で、空振りの概念がない。1年時は誇り高く情に熱い人格だったが、2軍昇格へと導いた接森への思いと怨恨から、異なる人格が発現。その叫びの畝りはチームメイトに止める術もなくなり一人暴走を始める。暴走回復して当初の姿に戻った後は初月を凌ぐ実力を見せ、魔振 天空審判(ジェットストリーム)で遠心全力砲を攻略、バットを刳る魔球 天空の息吹(ジェットブレス)で1.5軍に勝利。決勝戦も制覇し1軍との交流戦に臨んだことで、黒の凶暴性と白の冷静さを併せ持っているハイブリッドに進化。1軍控えの立場で「百人組手」の100人目として再登場する。
- 柘榴小路 六駆(ざくろこうじ ロック)
- 謹慎 Level.163km/hで地下牢「超」罰房に監禁されていた。初月・明日葉ペアと謹慎御免状を賭けて対決する。過去にチームに馴染めなかったところを雪村に拾われ1軍を護る親衛隊となるが、2軍粛清が度を越え懲罰された。ノイズを極端に嫌う。魔振は初月と同じ回転系で、髪で"拘束"回転を生む ヘッドバンギング・キング、音圧衝撃波魔球 デスボイス・クイーン、回転を切断する魔振 キラーチューン。
- 烏沢 アゲハ(からすざわ アゲハ)
- 隠密風紀委員 副委員長にしてライトを守る隠密野球チームのくノ一。女というだけで差別される実力君主制に不満を持ち、拾ってくれた1軍監督に恩を感じている。心がトキメクような情熱的な試合を好む。微睡の持続型魔振 サソリ姫、野球忍法 守備分身の術。自チームが真神に処分され崩壊した中、1.5軍に声援を送る。
1軍
- 早舞間 甲志(さぶま こうし)
- 初めて現れた1軍レギュラーで、セカンド背番号4。特徴的な髪型やピアスで着飾り圧倒的なカリスマを持つ。初月の存在を知り3軍校舎へ来訪、遊び感覚でねじ伏せるが初月の潜在能力は認めていた。初月にスパイ疑惑が生じてからはそれを暴こうとする。能力は音速守備 超高速返球(ソニックワルツ)、魔振 さまよえる白球(白い弾丸)、パラベラム弾9。
- 接森(つぐもり)
- 早舞間の個人専属マネージャー。早舞間を「さー様」と呼び、1軍マネージャーとして優秀に務めを果たす。損得でしか物を考えられない狭い印象を与えるが、内心は嘗て2軍統括マネージャーとして毒村を育てていた時の顛末に悔いを残していた。
- 獅子谷 千尋(ししたに ふんじん)
- 1軍主将で背番号1、左投げのエースで四番。面長で丸刈りのザ・高校球児。3年間無敗の球界完全制覇を進めており、雪村のマネージメント手法に信頼を置いている。チームワークを重んじ、裏切りは万死に値するが信条。偽りの無さを尊ぶ厳格な気質は、早舞間からは堅物と呼ばれる。巨大化魔球 ビッグマシーン、ウルトラ ソウル。
- 飛車橋 角成(ひしゃばし すみなり)
- ショート背番号6。入れ替え戦準決勝の試合後に出現、雪村の要請で早舞間の独擅場を制止に来た。ニット帽を被り温和な性格だが、評価は手厳しい。暴走気味の野集院に手を焼いている。氷の魔球 コールドプレイ、魔振 ビバ・ラ・ヴィーダ。
- 野集院 純麗(やじゅういん すみれ)
- 飛車橋の個人マネージャー。自らを「あーし」と呼び網タイツを履く銀髪娘、口が悪く高飛車。雪村を内心クソビッチと呼び、手腕を癪に障っている。お仕置き好きで地下牢の看守役も兼任し、謹慎御免状の発行権限を持つ。
- 兆野 那由多(ちょうの なゆた)
- サード背番号5。雪村を執拗に狙うナルシスト。取り巻きの女生徒軍は多いが個人マネはいない。内通者の特定では野集院と組み、2軍の林檎崎を捉える。魔球 影の行軍(ブラックパレード)は真犯人「斧田」をもヒットした。影の魔振 アフターダーク。
- 勝々利 盤治(かがり ばんじ)
- キャッチャー背番号2。リーゼントの髪を下すと実力が3割減。初月の練習中に出会い友達認定=特訓相手と見込まれたため、ボールを使わない精神特訓=エア野球を伝授、初月を成長させる。勝利に執着するあまり野球を楽しむ価値を疑っているが、初月の向上心に釣られてしまう。立場の差は生じても初月を見届けようと内心誓う。根を張る魔振 アンダーワールド、監獄封鎖。
- 桃友 るん(ももとも るん)
- 勝々利専属マネージャー。勝々利の「忍び旅」に同行する。挑発に乗りやすい勝々利の抑え役。
- 越門寺 豪栄(ごえもんじ ごうえい)
- センター背番号8。バス酔いに弱い癒し系。ちょんまげ。魔振 モップオブヘッズ。試合のダブルブッキングで苦労していた1.5軍に助っ人を3人用意する。
- 火原 迅(かはら じん)
- ファースト背番号3。ヌンチャクバットを使用しボールが格闘する魔振 カンフージェネレーション。
- 真神 輪音(まがみ りんね)
- レフト背番号7。サングラスの快楽主義者。敗れた隠密風紀委員チームを処分し、1.5軍を「百人組手」で甚振る。熱の魔球 ホットリミット、メジャーレーザー。
- 班目 累(まだらめ るい)
- 真神専属マネージャー。共に残忍。制服をバニーガール風にアレンジしているコスプレ好き。目を覆っているがコスプレなので前は見える。自らを「運命の支配人」と名乗る。
- 引金 威信(ひきがね いしん)
- ライト背番号9。脚技を多用する野武士風。一本足打法から放つ持続型魔振 女王蜂、キックバックホーム。
用語
- 魔球
- 高校野球の華とされる一撃必殺の超絶奥義。想像の範疇を超える変化を伴い、放つには相応の集中力が必要。
- 魔球や魔振の使い手は主人公やライバルのみならず、全ての選手が魔球・魔振使いとなっている。
- 魔振(ましん)
- 投手の魔球に対抗する打者の必殺技。魔球攻略のために生まれた技術であり、魔球に対した時こそ真価を発揮する。負担が大きく、使用回数には限度がある。応用で魔球との互換性を持つ能力も多い。また自分の魔振で魔球のパワーを相殺することも可能。属性は3分され、球筋や球速を変化させる「壱類」、形状・質量・数を変化させる「弐類」、物質変化・効果付随を伴う「参類」が知られている。
- 魔振眼(ましんがん)
- 魔振発動のために必要な素養。極限まで集中力を高めることで、完全発動時は体の感覚や技の本質までを視覚の如く「視る」技術。魔振眼の精度は技のキレの目安にもなる。
- 私立 頂高校
- 西東京所在で本作の舞台。甲子園大会=球宴で春夏4連覇中の絶対王者であり「絶対野球主義社会」において最高位に君臨する、実力君主制の野球エリート養成高校。生徒の存在全てが野球の実力で測られ、野球が出来ないことは死を意味する。学内にはカースト制が敷かれ1軍選手は校長以上の神待遇が与えられる一方、3軍以下の実力は掃除部へ直行。毎年の新入生は2万人、2軍400人、3軍8,000人。1軍はレギュラー9人のみ体制が2年間続いており、メンバーは入学時から不動。専用の白制服を着用(ただし雪村は好まないため着用していない)する。球宴出場時はベンチ入り人員として入れ替え戦優勝チームを補欠として選ぶ。
- 学内は専用のモノレールが周回し、東西南北の4門に駅が対応する。
- 開戦(バルティード)
- 頂高校の鉄の掟に則った対戦宣言。2軍3軍にとってはのし上がるための手段であり権利。(1軍は絶対的存在のため、勝負自体が成立しない。)宣言された相手は逃げることができず、24時間いつでもその瞬間受けねばならない。勝者は昇格、敗者は降格して地下牢(謹慎特別寮)行き。なお宣誓時には立会人が必要。
- グランド7(G7)
- 頂高校を含む7つの強豪校。等々力高校・咆哮学園・冥王高校・蛮能高校・愚連実業・雀蜂義塾高校より成る。球宴優勝は直近20年この中だけで回っている。G7全校への共通中継回線を持つ。
使用球場
- 鉄壁球場
- 初月の入部テストが行われた会場。頂高校敷地内にあり、両翼は校内最長の200m、フェンス高30m。「監獄」の別名を持ち、周囲の目に届きにくいため新人潰しに多用。
- 地下マリンスタジアム
- トライアウト会場。地下天井はドームで覆われ、存在を知らない者も多い。別名「地底湖」。両翼88m、水深20〜70cm。「100耐」対応のためスコアボードが100イニング分設置されている。学校の施設であるため22時以降〜明朝7時半は消灯。黒チームによる排水管破損により最大水深は2.5mに上昇、内野とベンチは水没しスタンドに避難した。
- 天空球場
- 入れ替え戦第一試合・デビルバイソンズ戦会場。グラウンドがせり上がって出現し、両翼100m、標高123m。周囲のフェンスが無く、場外落下者は安全ネットに捕われ欠員扱い(救出は試合終了後)となり、打順が回って来た時は自動的にアウト。外野は緩やかな傾斜がついており、打球も加速して落下する(エンタイトルツーベース)。
- 砂漠球場
- 二回戦・スイートバニラズ戦会場。灼熱渦巻く熱砂が体力を奪い、波打つ砂を使いこなすことが勝利の鍵となる。
- サバンナ球場
- 準決勝第一試合・イエローカンパニー戦会場。外野フェンスが存在しない無限外野。特別ルールで、たとえランニングホームランが成立しても野手はボールを拾いに行かねばならず、見失った場合は見つけるまで戻って来られない。その際は野手の戻りを待たずにプレー続行、打順が回って来た時は自動的にアウト。
- 低頭球場
- G7等々力高校戦会場。屋内の天井を持ち、両翼100m、高さ3m(開始時)。天井は地面に準じ、一定の強い衝撃を受けると下がる。高さが1.2mを切ったところで続行不能とみなし、その回限りで試合終了。天井が低く遠投が出来ない超低空野球が展開する。
- シースルー球場
- 兵庫代表 桜雲高校戦会場。両翼97m、ガラスの厚み60cm。高さ10mに貼られた強化ガラスの上で戦う。割れた穴に球が落ちた場合はエンタイトルツーベース。人が落ちた場合はリタイア扱い。
- 超監視球場
- メガ山工業高校戦会場。両翼101m、監視カメラ101台。ドーム内の空気・気圧他あらゆる物が管理監視され、全データがメガ山バーチャルAI監督「お布団むにゃ子」に直結し完全な作戦を遂行する。
- オフロード球場
- 人狼高校戦会場。両翼95m、最大高低差3m。特に3塁は傾斜が山状に高く、影響で右打席は7割程しか力が入らない。
- 奈落球場
- 地下牢「超罰房」内に存在。両翼70m、走行レーン幅40cm。マウンドとホームベース周辺、外野のフェア域を除き奈落(ないや)になっており、塁間はレーン上を走るしかない。打球や走者が奈落に落ちたらアウト扱い。内野手が存在できないため、守備の際は走者に直接球を当てて落としアウトを取ることが許可。地下施設のため天井は地面扱い。
- からくり球場
- 地下20階に存在する隠密球場。10分毎に地形が変化する自立型球場で、108のランダム変化ギミックを持つ。両翼99m(ナイアガラ内野ver.)。