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デトロイト空港地上衝突事故

1990年12月3日にデトロイト空港の滑走路で起こった航空事故 From Wikipedia, the free encyclopedia

デトロイト空港地上衝突事故(デトロイドくうこうちじょうしょうとつじこ)とは、1990年12月3日(現地時間、EST)にアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港滑走路上で発生した航空事故である。

日付 1990年12月3日EST
概要 視界不良時の地上衝突
現場 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ミシガン州デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港
北緯42度12分45秒 西経083度21分12秒
負傷者総数 10
概要 事故の概要, 日付 ...
ノースウエスト航空 1482便
ノースウエスト航空 299便
衝突により炎上した1482便
事故の概要
日付 1990年12月3日EST
概要 視界不良時の地上衝突
現場 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ミシガン州デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港
北緯42度12分45秒 西経083度21分12秒
負傷者総数 10
死者総数 8
生存者総数 190
第1機体

1990年10月に撮影された事故機(旧塗装)
機種 マクドネル・ダグラス DC-9-14
運用者 アメリカ合衆国の旗 ノースウエスト航空
機体記号 N3313L
出発地 アメリカ合衆国の旗 デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港
目的地 アメリカ合衆国の旗 ピッツバーグ国際空港
乗客数 40
乗員数 4
負傷者数
(死者除く)
10
死者数 8
生存者数 36
第2機体

事故後修理され復帰した事故機、1993年12月4日にフォートローダーデール=ハリウッド国際空港にて
機種 ボーイング 727-251-Adv
運用者 アメリカ合衆国の旗 ノースウエスト航空
機体記号 N278US
出発地 アメリカ合衆国の旗 デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港
目的地 アメリカ合衆国の旗 メンフィス国際空港
乗客数 146
乗員数 8
負傷者数
(死者除く)
0
死者数 0
生存者数 154 (全員)
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ノースウエスト航空1482便(機材:マクドネル・ダグラス DC-9-14)が使用中の滑走路に誤って進入し離陸滑走中のノースウエスト航空299便(機材:ボーイング727)と衝突した。

概要

事故が発生した1990年12月3日13時45分頃には、空港には濃霧が発生していた。ノースウエスト航空1482便(マクドネル・ダグラス DC-9ピッツバーグ国際空港行き)は、C-18ゲートを出発し、オスカー 6、フォックストロット、エックスレイの各誘導路を経由して滑走路03C[1] へ向かうルートを航空交通管制から指示された(最短経路となる)。しかし、1482便は途中で現在地を見失ったまま走行し、オスカー 6から離れてアウター誘導路に進入した。そのため、地上管制はその先にあるオスカー 4誘導路を右折してエックスレイ誘導路に戻るように指示したものの、オスカー 4は当時右側2方向に曲がることができたため、1482便は本来右後方向に進むべきところを地上管制に確認を取ることなく右前方向に進み、そのまま滑走路03Cの中央部に進入してしまった。1482便の機長は滑走路03Cが既に使用されているかもしれないと不審を抱き、滑走路脇に機体を停止させて地上管制に報告したが、このとき既にノースウエスト航空299便(ボーイング727メンフィス国際空港行き)は滑走路03Cからの離陸承認を得て滑走を開始しようとしていた。

衝突により右翼先端をもぎ取られた299便

1482便が地上管制から直ちに滑走路から出るように指示された約5秒後、1482便と299便は、相対する形で機体右側の翼をそれぞれ重ね合せるようにして衝突した。299便は、右翼端等に損傷を受けたものの火災等は発生せず、即座に離陸停止を行い乗員・乗客ともに死傷者はいなかった。しかし1482便は、299便の翼が胴体右側の窓の下を切り裂くように通過し、また第2エンジンが衝突により脱落して燃料が漏れ、火災が発生したため、乗員1名と乗客7名、計8名の死者と、10名の重傷者を出した[2][3]

事故原因

アメリカ国家運輸安全委員会の事故調査により、事故原因として次の点が報告された[2][3]

  • 操縦士の問題:不確実な経路に進入した際に停止して地上管制に報告しなかったことと、操縦士間の役割の逆転(機長が副操縦士に心理的に従属する状態になっていた)による協調の欠如
  • 空港の問題:指示と異なる経路に進入した際の地上管制と飛行場管制との連絡手段の欠如(1482便から滑走路03Cにいるという連絡を受けた際、迅速に飛行場管制に連絡を取り、飛行場管制から299便の離陸を中止させていれば、衝突を回避できる可能性があった)、視認性の低い状態での指示経験の欠如による不適切な指示とそのバックアップ体制の不備、路面上のマーキングや看板の表記の不備
  • 機体の問題:後部テールコーン解放機構の動作不良(これにより、1482便の機体後部で2名が窒息死している)

映像化

類似事故

脚注

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