デ・ハビランド ジプシー・クイーン

From Wikipedia, the free encyclopedia

デ・ハビランド航空機博物館で展示中のジプシー・クイーン30
エバーグリーン航空宇宙博物館で展示されているジプシー・クイーン70

デ・ハビランド ジプシー・クイーン英語: de Havilland Gipsy Queen)は、イギリスのデ・ハビランド・エアクラフト(後にデ・ハビランド・エンジン英語版)が1936年に開発したエンジン。デ・ハビランド ジプシー・シックス英語版の軍用機に用いられた派生型である[1]

初期型[2]
型式開発年出力説明
ジプシー・クイーンI1936年205 hp (153 kW)ジプシー・シックス2の軍用型。クランクシャフトには溝が設けられていたが、固定ピッチプロペラがアダプターを介して取り付けられ、可変ピッチプロペラには適合しなかった。生産はごく少数であった。
ジプシー・クイーンII1936年210 hp (160 kW)ジプシー・シックス2の軍用型。クランクケースを強化し、溝付きのクランクシャフトにより可変ピッチプロペラを運用した。
ジプシー・クイーンIII1940年200 hp (150 kW)ジプシー・シックスの軍用型。クランクケースを強化し、テーパー部があるクランクシャフトを用いた。1358機が生産された。ほとんどのエンジンの上部カバーは初期のジプシー・シックスと同様にとても簡素なもので、カバー後方の付属品がないものであった。
ジプシー・クイーンIV1941年当初ジプシー・クイーンIIISとされた、スーパーチャージャー搭載型。1944年6月にジプシー・クイーン50として類別された。少数が製造され、当時広く宣伝されたが生産に入ることはなく、完全に再設計されたジプシー・クイーン30が後継機となった。
ジプシー・クイーン30以降[2]
型式開発年出力説明
ジプシー・クイーン301946年240 hp (180 kW)再設計型(直径120mm、ストローク150mm、体積10.18 L)[3]。1762機が生産された。
ジプシー・クイーン30-21946年240 hp (180 kW)
ジプシー・クイーン30-31946年240 hp (180 kW)
ジプシー・クイーン30-41946年240 hp (180 kW)
ジプシー・クイーン321946年250 hp (190 kW)
ジプシー・クイーン33ジプシー・クイーン30と同等の推進式配置用エンジン
ジプシー・クイーン34ジプシー・クイーン30と同等
ジプシー・クイーン501944年295 hp (220 kW)固定速、スーパーチャージャー1機のエンジン。14機が生産された。
ジプシー・クイーン511944年295 hp (220 kW)ジプシー・クイーン50と同等
ジプシー・クイーン70-11946年295 hp (220 kW)ジプシー・シックスS.Gから改名された、スーパーチャージャーと減速機を備えたエンジン。1889機が生産された。
ジプシー・クイーン70-2380 hp (280 kW)スーパーチャージャーと減速機を備えたエンジン。
ジプシー・クイーン70-3380 hp (280 kW)スーパーチャージャーと減速機を備えたエンジン。
ジプシー・クイーン70-4340 hp (250 kW)スーパーチャージャーと減速機を備えたエンジン。
ジプシー・クイーン711950年330 hp (250 kW)スーパーチャージャーと減速機を備えたエンジン。
ジプシー・クイーン136ジプシー・クイーン30-2に国防省が付した型式。

搭載した機種

展示されているエンジン

要目 (ジプシー・クイーン I)

出典

Related Articles

Wikiwand AI