トガリエビス

From Wikipedia, the free encyclopedia

トガリエビス(学名:Sargocentron spiniferum)はキンメダイ目イットウダイ科に属する魚類の一種[1][2]

日本産のイットウダイ類では最大の種類で、大きさは45cm程度だが、50cmを超える場合もある[3][4][5]。体色は赤く、鱗の後縁は白い[3][6]。目の後方に濃い赤色の斑点が入る[4]。第一背鰭は赤く、その他の鰭は黄色[3]。頬には斜めに並んだ5列の鱗がある[5]。前鰓蓋に毒のある長く鋭い棘を1本、後鰓蓋に短い棘を2本持つ[5]。第一背鰭は棘条11本、第二背鰭は軟条14-16本で構成される[3]。臀鰭は前縁が赤く、棘条4本、軟条9-10本で構成される[3][5]。胸鰭は付け根が赤く白い線が一本入り、軟条14-16本で構成される[5]。腹鰭は前縁が白く、棘条1本と軟条7本で構成される[5]

生態

西、中央太平洋インド洋の熱帯海域に広く分布し、日本では和歌山県屋久島琉球列島等でみられる[3][5]。浅い海の岩礁サンゴ礁に生息するが、水深120mを超える場所からも記録されている[6]。夜行性で、日中は単独で岩場や海底洞窟などに隠れ、夜間に単独または少数の群れを作り底付近を遊泳する[3]。小魚や甲殻類、ゴカイなどを捕食する[5]。卵生であり、満月の日に繁殖を行う[5]

人との関わり

マシラア、マシラカーとも呼ばれるが、石垣島では「ハマサキノオクサン」という別名で呼ばれ、食用として人気が高い[7]。これは、この魚を好んで食べていた人の名前と、その人の住んでいた所に由来する[8]という。

ギャラリー

参考文献

脚注

関連項目

Related Articles

Wikiwand AI