トビジロイソウロウグモ
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| トビジロイソウロウグモ | |||||||||||||||||||||
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トビジロイソウロウグモ・雌成体 | |||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Argyrodes cylindatus Thorell, 1898 | |||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||
| トビジロイソウロウグモ |

トビジロイソウロウグモ Argyrodes cylindatus は、イソウロウグモの1種。細長い腹部をしたクモで、宿主のクモの網で糸を喰うことが知られる。
分布と生息環境
習性
出現時期は6-9月。卵嚢は本体はほぼ球形、上向きに柄があって吊り下がる。柄の先端はTの字状に伸びる。卵嚢の下は刺には小さく突き出た部分がある[3]。
他のイソウロウグモ同様、他の造網性のクモの網に侵入し、そこで生活する。本種が宿主とするのは、オニグモ類[1]やシロカネグモ類[3]である。イソウロウグモは網主の取りこぼしを拾う、というのがイソウロウグモにつきものの説明になっているが、本種の場合はこのような方法以外に網主が捕らえた獲物を盗み食いすることもある[3]。
ただし本種で特徴的なのは、網の糸を喰うことが知られていることである。例えば新海(1988)によると、この観察では網主はオニグモで、本種は網の上方の横方向の位置におり、網の横糸をたどるようにして食べていた。その際、クモは独自の支持糸を出してそれで身体を支持し、前方の付属肢で横糸を集めては食べてゆく。クモが食べるのは横糸(同心円に近い螺旋に引かれた粘性のある糸)をのみ食べ、縦糸(中心から放射状に張られた糸)は食べなかった。また、横糸を食うのは小さな昆虫を食べるためである可能性を配慮し、小昆虫をクモの進行方向の横糸に付けた場合、これを避けたという。網食いのイソウロウグモはそれまでに国外で知られていたが、日本では本種が最初であった。クモの糸の成分はタンパク質であり、栄養源とすることは可能である。造網性のクモには網を片づける際に糸を食う例も知られている。ただし、本種のような行動は宿主の生産したものを盗む行為であり、網に掛かった獲物を盗むのとは異なった形での労働寄生と言える[4]。