トマス・ブレトン
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サラマンカ出身。地元の芸術学校で最初の音楽教育を受けた後、地方の小さな楽団や劇場、教会で演奏家として生計を立てた。16歳でマドリッドに移り、フランシスコ・バルビエリのオーケストラで演奏するかたわらマドリッド王立音楽院でエミリオ・アリエータに師事する。後に君主アルフォンソ12世とモルフィ伯爵の庇護を得て、ローマやミラノ、ウィーン、パリに留学して音楽を学ぶことができた。ローマ滞在中に発展的な経験をし、スペイン音楽にヨーロッパの偉大な音楽形式を取り入れることを考え出した。
マドリッドに戻るや否や、王立音楽院作曲家の教授に任命され、後には院長まで昇格した。1872年にルペルト・チャピと並んで音楽院から表彰されており、その後に音楽家同盟を設立して、長年その監督にあたった。バルビエリの前例に倣って自分の地位を使い、国内外の作品の初演を促し、その実現に成功した。
マドリッドで没した。
