トランスフルトリン
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トランスフルトリン(Transfluthrin)は、バイエルが開発した即効性のピレスロイド系殺虫剤である。化学式はC15H12Cl2F4O2。
| 物質名 | |
|---|---|
(1R,3S)-3-(2,2-ジクロロビニル)-2,2-ジメチル-1-シクロプロパンカルボン酸(2,3,5,6-テトラフルオロフェニル)メチルエステル | |
| 識別情報 | |
3D model (JSmol) |
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| ECHA InfoCard | 100.100.666 |
| KEGG | |
PubChem CID |
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CompTox Dashboard (EPA) |
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| 性質 | |
| C15H12Cl2F4O2 | |
| モル質量 | 371.15 g/mol |
| 外観 | 無色の結晶 |
| 密度 | 1.507 g/cm3 (23 °C) |
| 融点 | 32 °C (90 °F; 305 K) |
| 沸点 | 135 °C/0.1 mmHg 概算値. 250 °C/760 mmHg |
| 5.7–10.5 g/L | |
| ヘキサン、イソプロパノール、トルエン、ジクロロメタンへの溶解度 | 易溶 |
ベルメトリン酸の 2,3,5,6-テトラフルオロベンジルエステルで、分子中に2個の不斉炭素があるため4種類の異性体が存在するが、殺虫剤はその中の lR― トランス体からなる。
使用
性質
ヒト、イヌなど、哺乳類が過剰に吸入すると、神経系に影響があり、不安、震顫、痙攣、皮膚アレルギー、くしゃみなどの刺激をし、中毒症状を引き起こす可能性がある。
融点は約33°Cで、室温では固体と液体の両方の形で存在する。他の合成ピレスロイドと同様に 有機溶媒に溶けやすく、水にはほとんど溶けない[1]。
常温常圧下では拡散性が高く、空気中で速やかに酸化され毒性を失うため、上記の中毒症状を引き起こすことは極めて稀であるが、ワンプッシュ式殺虫剤の場合、子供のいたずらや誤噴射で目や口に入ったケースでは、付着部位のヒリヒリ感や熱感などの健康被害報告がある。
公益財団法人日本中毒センターは、平成20年GHS分類結果として、ラットの半数致死用量を経口・経皮で5000mg/kg、吸入で513mg/㎥と発表している[2]。
