トリエタノールアミン

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トリエタノールアミン
骨格式
球棒モデル
Colorless liquid in a stoppered glass bottle
液体
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
バイルシュタイン 1699263
ChEBI
ChEMBL
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.002.773 ウィキデータを編集
EC番号
  • 203-049-8
KEGG
MeSH Biafine
RTECS number
  • KL9275000
UNII
性質
N(CH
2
CH
2
OH)
3
モル質量 149.190 g·mol−1
外観 無色の粘性液体
匂い アンモニア臭
密度 1.124 g/mL
融点 21.60 °C; 70.88 °F; 294.75 K
沸点 335.40 °C; 635.72 °F; 608.55 K
混和性
log POW −0.988
蒸気圧 1 Pa (at 20 °C)
酸解離定数 pKa 7.74[2]
λmax 280 nm
屈折率 (nD) 1.485
熱化学
標準定圧モル比熱, Cpo 389 J K−1 mol−1
標準生成熱 ΔfHo −665.7 – −662.7 kJ mol−1
標準燃焼熱 ΔcHo −3.8421 – −3.8391 MJ mol−1
薬理学
D03AX12 (WHO)
危険性
GHS表示:
急性毒性(低毒性)
Warning
H319
P305+P351+P338
NFPA 704(ファイア・ダイアモンド)
NFPA 704 four-colored diamondHealth 2: Intense or continued but not chronic exposure could cause temporary incapacitation or possible residual injury. E.g. chloroformFlammability 1: Must be pre-heated before ignition can occur. Flash point over 93 °C (200 °F). E.g. canola oilInstability 0: Normally stable, even under fire exposure conditions, and is not reactive with water. E.g. liquid nitrogenSpecial hazards (white): no code
2
1
0
引火点 179 °C (354 °F; 452 K)
325 °C (617 °F; 598 K)
爆発限界 1.3–8.5%
致死量または濃度 (LD, LC)
  • 2.2 g/kg (経口, モルモット)
  • 2.2 g/kg (経口, ウサギ)
  • 5.53 g/kg (経口, ラット)
  • 5.846 g/kg (経口, マウス)
  • 22.5 g/kg (皮膚, ウサギ)
安全データシート (SDS) hazard.com
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
チェック verify (what is チェック ☒N ?)

トリエタノールアミン (triethanolamine、Trolamine) は有機化合物アミンの一種。他のアミン同様、トリエタノールアミンは窒素原子上の孤立電子対により弱塩基性を示す。三個のヒドロキシ基を有することにより、水溶性とキレート能を示す。TEA と略称される。

モノエタノールアミンエチレンオキシドアンモニア水溶液から製造されるが、その反応はジエタノールアミンやトリエタノールアミンをも生成する。反応原料の化学量論の量を変えることで生成物の比率が制御される[3]

利用

この化成品はさまざまな製品の化粧品の製造時にpH調整剤として使用されている。例えば、スキンローション、アイジェル、モイスチャー、シャンプー、シェービングクリーム等である。

他に、トリエタノールアミンは水溶液中でのアルミニウムイオンのキレート剤として広く使用されている。この化学反応は EDTA のようなキレート剤を使った錯滴定でイオンをマスキングする為の前処理剤として使用される。すなわちこれらの試薬は金属イオンと安定な錯体を形成する。

トリエタノールアミンはセメントのクリンカーを粉砕する際の有機添加物 (0.1 wt. %) としても使用されている。トリエタノールアミンはボールミルのボールや内壁表面を覆うことで粉体が凝集することを妨げるので、効率的な粉砕が可能になる[4]

重金属や放射性同位体金属とトリエタノールアミンとの錯体を形成させセメント封入する際に分散性を改善する機能があるが、一方、溶解性も増大させるので利用については疑問の余地が残されている。

トリエタノールアミンはナイトロジェンマスタード製造に利用されるとして化学兵器禁止条約のSchedule 3, part Bリストに含まれている。また化学兵器の禁止及び特定物質の規制等に関する法律(平成七年四月五日法律第六十五号)により第二種指定物質として指定されている[5]

安全性

出典

関連項目

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