トルクチューブ

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1937年の車両メンテナンス・運転マニュアル。

トルクチューブ英語: torque tube)システムは、ドライブシャフトを覆う固定ハウジングを含む動力伝達および制動技術である。フロントエンジン・後輪駆動の自動車でしばしば使われた。トルクチューブはトランスミッションと車両後部との間の大径固定ハウジングから構成される。ハウジングは回転している鋼管あるいは小径中実ドライブシャフトを完全に覆っている。ドライブシャフトはエンジンのパワーを通常の差動装置(ディファレンシャル)あるいは差動制限装置英語版(LSD)へ伝達する[1]。トルクチューブの目的は加速および制動中に後部を適切な位置に保つことである。さもなければ、車軸ハウジングが車軸巻き込み(axle wrap)を被ってしまう(ディファレンシャルの前方が加速中に過度に持ち上げられ、制動中に過度に沈み込んでしまう)。現代的な自動車ではトルクチューブは広く使われておらず[2]ホチキスドライブ英語版方式(ばね受けを使って重ね板ばねへ車軸ハウジングを固定することによって、後部を固定し、加速および制動中の後部の上下動を防ぐ[3])が一般的に使われる。

出典

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