ドブタミン

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ドブタミン
臨床データ
別名 Dobutrex, Inotrex
AHFS/
Drugs.com
monograph
MedlinePlus a682861
胎児危険度分類
  • B
投与経路 Intravenous
ATCコード
法的地位
  • 一般: ℞ (処方箋のみ)
薬物動態データ
消失半減期 2 minutes
識別子
CAS登録番号
PubChem
CID
IUPHAR/BPS
DrugBank
ChemSpider
UNII
KEGG
ChEBI
ChEMBL
CompTox
Dashboard

(EPA)
化学的および物理的データ
化学式 C18H23NO3
分子量 301.38 g/mol g·mol−1
3D model
(JSmol)
キラリティー Racemic mixture
  (verify)
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ドブタミンINN、dobutamine)は、急性心不全心停止の治療の際に、一時的に用いられる場合のある、アドレナリン受容体アゴニストの1つである。主に交感神経系β1受容体を直接作動させる。また、弱いがβ2アドレナリン受容体とα1アドレナリン受容体の活性化作用も持つ。なお、ドーパミンとは異なりノルアドレナリンの放出を引き起こさないため、心拍数や血圧にはほとんど影響せずに心拍出量を増加させる[1][2][3]

急性循環不全における心収縮力増強が効能・効果である[4][5]

ドブタミンは心臓の手術中敗血症性ショック等の急性で可逆的な心不全や心原性ショックに際して陽性変力作用(心収縮力増強)を期待して用いられる[6]

ドブタミンは心不全状態の心臓の心拍出量を増加させる。器質性心疾患を持つ場合や心臓手術後で、心臓の収縮力英語版が低下して代償不全英語版が起きた際に、短期間の陽性変力支援薬として用いられる事もある。しかしながら、心拍数を上昇させて心筋の酸素要求量を増大させるので虚血性心疾患には用いられない。

また、冠動脈疾患を検出するための薬理学的心負荷薬として、病院での検査の際にドブタミンが用いられる場合もある。

禁忌

肥大型閉塞性心筋症(特発性肥厚性大動脈弁下狭窄)の患者には禁忌である[4][5]

副作用

主な副作用は、β1作動薬に共通の高血圧狭心症不整脈頻脈である。不整脈に関して、房室伝導を増強させるので、特に心房細動を有する患者には注意して使う必要がある[7]。ドブタミンの最も危険な副作用は不整脈であり、時に致死的である。

作用機序

歴史

脚注

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