ドラゴン騎士団 (漫画)
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竜帝に仕えるラス、ルーン、ザッツの3人の竜騎士は敵将ナディルを討ち、竜都へと戻る途中だったが…。という書き出しで話が進む。本書の構成は、大きく本篇、竜都篇、秘宝篇、怪魚篇、風竜篇、胎動篇、復活篇、異界篇に分けられる。著者によると各篇に巧妙緻密な伏線が張り巡らされているという。
- 本篇 … ラスたちドラゴン騎士団一行が、首尾よくナディルの首を取り、寄り道をしながら竜都に向かう話。主人公であるラス、ルーン、ザッツ、セシアが一通り解説される部分である。
- 竜都篇 … ドラゴン騎士団と竜帝・竜族との関係から、魔族の策動による世界異変の序曲まで。竜帝、竜族と世界の構造が一通り解説される話である。以下、ラス、ルーン、ザッツに分かれて展開する。
- 秘宝篇 … ザッツが昔の盗賊仲間・キチェルと西の大陸で秘宝探索の旅に出る説話。東の大陸と西の大陸の存在が明らかとなるとともに、物語の核心部分が徐々に明らかになる。
- 怪魚篇 … ルーンが精霊族の極度な衰亡を探索すべく旅に出る説話。
- 風竜篇 … ラスとセシアが風竜を探して旅に出る説話。
- 胎動篇~復活篇 … 魔族の胎動と魔王ナディルの復活とが描かれる。著者によると復活篇は「怒濤の謎解き」であるとされる。
- 異界篇 … ドラゴン騎士団がナディルの住む異界カイナルディアに乗り込み、ナディルと対峙する話。
本作は執筆期間の長期化に伴い、著者自ら当初の推進計画が「玉砕」した旨を告白している。試みに単行本20巻の「まいらいふ」(巻末部分)に指摘された所の、著者による1991年段階のプロットには、本来は以下のような基本骨格であったことが例示されている。
- 1巻……本篇
- 2巻……本篇、外伝1・2・3
- 3巻……竜都篇
- 4巻……竜都篇
- 5巻……秘宝篇
- 6巻……怪魚篇
- 7巻……風竜篇
- 8巻……復活篇、外伝4、異界篇
- 9巻……異界篇2
- 10巻……異界篇2、終章
物語の世界観
世界
本書の世界は東の大陸(アリナス=ARINAS)と西の大陸(デュシス=DUSIS)とに分けられ、東西に各々統治者と魔王とが存在した。しかし本書開始時点では、東の大陸は既に亡んでおり、魔物の巣窟と化している。一方の西の大陸は、当初竜帝の統治する大陸であったが、本作開始時には竜帝の統治国をはじめ、いくつかの国に分裂している。またこれらの大陸とは別に、異界として魔王ナディルの住むカイナルディアがある。
統治機構
本書には竜騎士なる身分をはじめ、幾つかの特徴的官位・身分が存在する。(単行本第4巻冒頭の「ドラゴン騎士団キャラクター相関図」に図解がある)
竜族は竜帝を頂点とし、その直属に五色の竜官(赤、黒、黄、青、白)が存在する。赤の竜官は五色の竜官の長として、また竜騎士の統率者として重責を担っている。黒の竜官は公安官として裁判関係と公安関係(竜戦士の指揮者)を担当している。他の黄の竜官は政務官、青の竜官は外務官、白の竜官は秘書官として各々職責を全うしている。赤の竜官の指揮下にある竜騎士は、戦闘竜(デュエルドラゴン)の数だけ存在する。戦闘竜は最大の力を持つ風竜以下、光竜、火竜、水竜、地竜の五体。つまり最大で五人存在することになる。竜騎士の下には竜戦士がいる。彼等竜戦士は、戦闘竜をもたないことから総体的には竜騎士の下位に位置付けられているが、個々人の戦力は竜騎士に匹敵するとされている。なお竜帝の妻である竜妃の下には女官長が控えており、その下に女官、内侍が存在する。
一方、西の大陸の魔族は魔王ナディルの力のもと、側近のシャイデマンとシャイレンドラが統率するのみで、力をもって全てとする集団であるため、竜族に匹敵する機構は存在しないと思われる。
その他、西の大陸に存在する各国にも国家機構の存在があるようであるが、本編で詳細に語られていない。
物語開始時の五色の竜官、及び竜騎士は以下の通りである。
- 五色の竜官
- 赤の竜官 - 不明 → 21巻からはビアレス(それ以前は赤の竜玉はラスの体内にあったらしい)
- 黒の竜官 - テーセウス
- 黄の竜官 - ルウォーク
- 青の竜官 - カイスターン
- 白の竜官 - アルフィージ → 11巻でルーンの体内に白の竜玉が入ったが詳細は不明
- 竜騎士
- 風竜の騎士 - 不明(ナディルだったが、風竜は彼に殺されてしまい、詳細は不明)
- 光竜の騎士 - 不明(過去、竜帝リュクレオンの戦闘竜であったことが明らかとなる)
- 火竜の騎士 - ラス → 21巻からはギル
- 水竜の騎士 - ルーン
- 地竜の騎士 - ザッツ