ドン・トンプソン
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経歴
トンプソンはロンドン西部のヒリングドン出身。身長が1m63と小さな男であった。もともとは競歩ではなく、長距離ランナーであったがアキレス腱の故障で競歩に転向した選手であった。1954年には、ロンドンとイギリス南部のブライトンの間(約84km)を走るレースで2位となり、翌年から8連覇を果たしている。
トンプソンは1956年メルボルンオリンピックの50km競歩に英国代表として出場。45km過ぎに脱水症状を起こし、5位の位置にいながら途中棄権してしまった。
トンプソンは、ローマオリンピックに向けてトレーニングを開始する。自宅のバスルームをサウナのように蒸気で満たし、厚着をして入室し暑さに耐える練習を行った。1時間半後、彼は気絶してしまった。そのときは、熱と湿度の影響だと軽く考えていたが、後に石油ストーブから出る一酸化炭素の影響だと知る。トンプソンの母親は、暑さ対策として、サングラスと帽子を勧めた。
トンプソンは、1960年ローマオリンピックの50km競歩に出場を果たす。トンプソンの風貌に、現地では「ミッキーマウス」とあだ名された。レースは30度を越える猛暑の中で行われた。トンプソンの前を歩いていた2人の選手は失格となり、トンプソンは2位のスウェーデンのヨーン・リュングレンに17秒差をつけ、金メダルに輝いた。
トンプソンは、1962年のヨーロッパ選手権の50km競歩でも3位となった後、1964年東京オリンピックにも出場。3大会連続のオリンピック出場を果たす。しかし、東京では10位という結果に終わっている。
トンプソンはその後も保険会社の社員として、庭師と仕事を持ちながら、ランナーとして毎朝4時に起床して8マイルを走る生活をしていた。1990年代はじめまで150回以上のマラソンに出場を果たした。
主な実績
外部リンク
- ドン・トンプソン - Olympedia