ナイルワニ

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頭蓋骨

ナイルワニCrocodylus niloticus)は、爬虫綱ワニ目クロコダイル科クロコダイル属に分類されるワニ。

サハラ砂漠と南端部を除いたアフリカ大陸マダガスカル西部[4][5][6][7]

模式標本の産地(模式産地)はエジプト[5]。種小名niloticus は「ナイル川の」の意で、和名や英名と同義[5]

形態

全長400-550センチメートル[7]。最大で6mに達することもある。口吻は長く基部横幅の1.5-2倍で、瘤や隆起はない[4]。頚部に並ぶ鱗(頸鱗板)は四角形で、4枚。背面に並ぶ鱗(背鱗板)は規則的に並ぶ[4]。体色は暗黄褐色[4]

後肢の水掻きは発達する[4]。幼体は黒褐色の横縞が入るが、成長に伴い不明瞭になって色が薄くなる[4]。最高遊泳速度は30〜35 km/h(19〜22 mph)[8]

分類

6亜種に分ける説もある。

Crocodylus niloticus niloticus Laurenti, 1768
Crocodylus niloticus africanus Laurenti, 1768[3]
Crocodylus niloticus chamses Bory, 1824[3]
Crocodylus niloticus cowiei (Smith & Hewitt, 1937)[3]
Crocodylus niloticus madagascariensis Grandidier, 1872[3]
Crocodylus niloticus pauciscutatus Deraniyagala, 1948[3]

生態

主に河川に生息するが、河口や入江、マングローブ林などの汽水域に生息することもある[6]。捕食者としては卵を食べるナイルオオトカゲなどが挙げられる[4]。陸上ではライオンに襲われることもあるが、川付近では反対にライオンを襲う。

食性は主に動物食で、主に魚類カエルなどを食べるが、ヤマアラシ、他のワニなども食べる[9]。また、大型個体はシマウマオグロヌーイボイノシシなどの中・大型哺乳類も食べる[5]。幼体は昆虫クモ甲殻類などを食べる[5][6][7]。カバの幼体を襲うこともあるが、成体のカバには歯が立たない。

繁殖形態は卵生。雨季に水辺に穴を掘り10-20個の卵を産む[4]。卵は84-90日で孵化する[6][7]。卵や幼体は一定期間親に保護されて育つ[4][6]

人間との関係

脚注

関連項目

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