ナゼルの夜会
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タイトルにもある『ナゼル』とは、プーランクが余暇に訪れたフランスの土地のことであり[1]、そこで何夜にもわたる夜会が催される中、ピアノに向かった作曲家がひとつの主題を基に即興で友人たちの「肖像」を描いていくという趣旨となっている。作曲は1930年に開始され、1936年10月1日にノワゼで完成された[2]。楽譜の冒頭には次のように記されている。
曲集は前奏曲(Preambule)とフィナーレ(Final)に挟まれた8つの変奏とカデンツァから構成される。フィナーレについて、作曲者自身は「一種の自画像」であると説明している[1]。第4~6変奏を演奏しない短縮版での演奏も作曲者によって認められている[4]。
楽曲は「ナゼルの記憶の中の、おばのリエナールの想い出へ(à la mémoire de ma tante LIÉNARD, en souvenir de Nazelles.)」捧げられている[5]。楽譜はデュラン社より出版された[2]。