ナタールセオレガメ

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ナタールセオレガメ
ナタールセオレガメ
ナタールセオレガメ Kinixys natalensis
保全状況評価[1][2][3]
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 VU.svg
Status iucn3.1 VU.svg
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: カメ目 Testudines
: リクガメ科 Testudinidae
: セオレガメ属 Kinixys
: ナタールセオレガメ
K. natalensis
学名
Kinixys natalensis
Hewitt, 1935[4]
シノニム

Kinixys belliana natalensis
Mertens & Wermuth, 1955[4]

和名
ナタールセオレガメ[4]
英名
KwaZulu-Natal hinged-back tortoise[3]
Natal hinge-back tortoise[4]

ナタールセオレガメKinixys natalensis)は、爬虫綱カメ目リクガメ科セオレガメ属に分類されるカメ。

スワジランド南アフリカ共和国北東部(Kwazulu-Natal州東部、Limpopo州東部、Mpumalanga州北東部)、モザンビーク南部[4]

種小名natalensisは「ナタール産の」の意で、Kwazulu-Natal州を含むナタール地方に由来し和名と同義[4]

形態

最大甲長16センチメートルとセオレガメ属最小種[4]。オスよりもメスの方が大型になり、オスは甲長10センチメートル程度の個体が多い[4]背甲はややドーム状に盛りあがり、上から見ると幅広い。項甲板は細長い。椎甲板は縦幅よりも横幅の方が長いが、第1椎甲板は縦幅と横幅がほぼ等しくなる個体もいる。第4 - 5椎甲板中央部には、あまり発達しない瘤状の盛りあがり(キール)がある[4]縁甲板は左右に12枚ずつあり、左右の第12縁甲板(もしくは最後端の第13 - 14縁甲板)が癒合しない個体が多い(まれに第13 - 14縁甲板があったり、左右の第12縁甲板が癒合する個体もいる)[4]。後部縁甲板の外縁はやや反り返り、弱く鋸状に尖る[4]。背甲の蝶番は発達せず、縁甲板にのみ蝶番がある[4]。背甲の色彩は孵化直後からある甲板(初生甲板)は後述する明色斑のさらに周囲は黒や暗褐色、初生甲板と外縁の暗色斑の間・甲板の継ぎ目(シーム)は黄色がかった橙色と、同心円状に斑紋が入る個体が多い[4]腋下甲板は小型で、左右に3枚ずつある。喉甲板はあまり前方へ突出しない。左右の喉甲板の横幅は、左右の喉甲板の継ぎ目の長さ(間喉甲板長)の2倍以上。腹甲の色彩は黄色で、初生甲板周辺に不規則な放射状の斑紋が入る。

頭部は中型。上顎の先端は鉤状に尖り、その両脇も突出する[4]。前額板は左右に1枚ずつあり、額板は大型で1枚[4]。前肢の爪は5本で、後肢の爪は4本[4]。後肢の踵には大型鱗があるが、腿に大型鱗はない[4]。頭部や四肢・尾の色彩は褐色や黄色[4]

幼体は椎甲板にあまり発達しないキールがある[4]。背甲の色彩は淡黄色や暗褐色で、外縁のみ黄褐色[4]。成長に伴いキールは第4 - 5椎甲板を除いて消失し、背甲の色彩も変化する[4]

オスはメスと比較して背甲の斑紋が不明瞭で、老齢個体は背甲の斑紋が消失し背甲の色彩が淡黄色や橙色・褐色一色になる[4]。同属他種と異なり、オスの腹甲中央部が極端に凹むことはない[4]

生態

Kwazulu-Natal州では内陸部の標高50 - 1,100メートルにある岩が多い環境に生息し、エスワティニ北部では低山地にある花崗岩の露頭した環境を好む[4]

繁殖様式は卵生。飼育下では2月に交尾を行った例がある[4]。飼育下では4月に1回に2個の卵を産み、5 - 6か月で孵化した例がある[4]

人間との関係

出典

関連項目

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