ナノチューブ

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ナノチューブ: nanotube)とは、筒状の微細構造を持つ物質の総称。おおむね、筒の太さがナノメートルスケールのもの。通常は炭素原子で構成されるが、他の材料もナノチューブを形成し得る。

ナノチューブは主に単層ナノチューブ英語版(Single-walled nanotubeSWNT)と多層ナノチューブ英語版(Multi-walled nanotube、MWNT)の2種類に分類され、それぞれ異なる特性と応用可能性を有する。1991年の発見以来、ナノチューブは電子工学、材料科学、エネルギー貯蔵、医療などの分野で有望な応用が見込まれ、活発な研究開発の対象となっている[1][2]

ジグザグ単層カーボンナノチューブ

最もよく知られ広く研究されているのはカーボンナノチューブ: carbon nanotube、CNT)であり、炭素六員環ネットワークで構築されたグラフェンのシートを丸めた構造で、直径は約1~数十ナノメートル、長さは最大数ミリメートルに達する[1][3]。これらの構造体は、高い引張強度、優れた熱・電気伝導性、一次元的な性質に起因するユニークな量子効果など、顕著な物理的・化学的・電気的特性を示し、ナノ材料としてナノテクノロジーの分野で利用される[3]

細胞膜ナノチューブ

細胞膜ナノチューブ、あるいはトンネルナノチューブ (: tunneling nanotubule、TNT) は、広義の細胞小器官の1つ。細胞相互の情報伝達の働きを担う径数10 - 300ナノメートルほどの突起で、これを他の細胞に伸ばして情報を伝達する。現在、ヒト免疫系細胞に見つかっている[4]

各種のナノチューブ

ナノチューブ作成ツール

出典

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