ニシャン・サマン伝
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明代、ロロ(ᠯᠣᠯᠣ、lolo)という村にバルドゥ・バヤン(ᠪᠠᠯᡩᡠ
ᠪᠠᠶᠠᠨ、baldu bayan)という金持がいた。夫婦には一人息子がいたが、15歳の時山に狩に行って病死した。悲しんだ夫婦は、善行を積み神に祈願したため、50歳の時に男子を得た。男子にセルグダイ・フィヤング(ᠰᡝᡵᡤᡠᡩᠠᡳ
ᡶᡳᠶᠠᠩᡤᡡ、sergudai fiyanggū)という名を付け、大切に育てたが、彼もまた15歳の時山に狩に行って病死した。両親が悲しんで盛大な葬儀を行なっている時、老人が門口に現れ、ニシハイ川(ᠨᡳᠰᡳᡥᠠᡳ
ᠪᡳᡵᠠ、nisihai bira)の川岸に住むタワン(tawan)という女サマンが死人を生き返らせる霊力を持っていると告げた。父親バルドゥ・バヤンはニシハイの川岸に向かい、ニシャン・サマンを探し当てて、息子の蘇生を懇願した。ニシャン・サマンは最初躊躇ったが、やがて承諾し、バルドゥ・バヤンの家に来て祈祷を行なった。祈祷の中で、ニシャン・サマンは昏倒して黄泉の国に到り、旅路の果てにセルグダイ・フィヤンゴを見つけて連れもどった。