ニッコウコウモリ
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| ニッコウコウモリ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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群馬県谷川岳 2019年8月中旬 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| 分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| Parasenecio nantaicus (Komatsu) Kadota[1][2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| シノニム | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| ニッコウコウモリ(日光蝙蝠) |
ニッコウコウモリ(日光蝙蝠、学名:Parasenecio nantaicus)は、キク科コウモリソウ属の多年草。ナンタイコウモリとも呼称される[2]。
根茎は斜上し、または横走する。茎は直立して、高さ50-90cmになる。茎の中部につく葉は草質またはやや革質、葉身は三角形状ほこ形で、長さ7-17cm、幅8-14cmになり、中央裂片と側裂片の先端は尾状に長くとがる。葉柄には翼がなく、基部は茎を半ば抱き、耳は小型で葉鞘は円筒状にはならない[2]。
花期は9月。頭状花序は総状花序につくか単生し、下向きに咲く。すべて両性の筒状花からなり、頭花の花柄は長さ15-30mmになり、花柄の基部に長さ2cmになる線形で大型の苞がある。総苞は筒型で、他種より大型で長さ12-15mm、総苞片は1列で7-9個ある。1頭花は10-15個の小花で構成されている。花冠は長さ7mmになる。果実は長さ7mmになる円柱形の痩果で稜が目立つ。冠毛は白色で長さ5-6mmになる[2]。
分布と生育環境
名前の由来
本種は、1912年に Komatsu によって日光の男体山で採集された標本をもとに、Cacalia nantaica Komatsu として、Cacalia属の独立種として発表された経緯がある。1938年、北村四郎はこれを当時、ウラゲヨブスマソウの下位分類 Cacalia hastata L. subsp. orientalis Kitam. var. nantaica (Komatsu) Kitam.として組み替えた[7]。
以上のことから、本種の和名ニッコウコウモリは、「日光蝙蝠」の意であり、種小名(種形容語)nantaicus は、本種の基準産地である「男体山」のこと。別名のナンタイコウモリも同様である。