ニルス・オドネル
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| 人物情報 | |
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| 生誕 |
1884年12月6日 ストックホルム |
| 死没 |
1972年6月12日(87歳没) ストックホルム |
| 出身校 | ストックホルム大学 |
| 学問 | |
| 研究分野 | 軟体動物学 |
| 研究機関 |
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| 学位 | 博士号(ストックホルム大学・1912年) |
| 主な業績 |
ドブシジミ科その他の軟体動物の分類 Monoplacophora(単板綱)の提唱 |
| 学会 |
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| 主な受賞歴 | |
ニルス・ヤルマル・オドネル( Nils Hjalmar Odhner 、1884年12月6日 - 1973年6月12日)は、スウェーデンの軟体動物学者。同国における軟体動物研究の第一人者の一人。動物学者テオドル・オドネル(Teodor Odhner:1879-1928)は親戚筋で、テオドルとニルスの父ヤルマルがはとこである(ニルスの曽祖父の弟がテオドルの祖父、ニルスの祖父とテオドルの父がいとこになる)[1]。
1884年12月6日、組紐やタッセルなどの製造業(snörmakare)を営む父ヤルマル・ミルトヘグ・オドネル Hjalmar Mildhög Odhner (1846-1936)と母エヴァ Eva Helfreda Odhner (旧姓 Manrierstrom)(推定生没年:1827-1877) との間の4人息子の長男として、ストックホルムのクララ教区(Klara församling)で生まれた[2][3]。地元の学校を出たのちにストックホルム大学に入学して動物解剖学研究室で動物学を学び、1908年に学位候補生となり、1910年に上級修士号、1912年に二枚貝の腎システムの形態と系統発生におけるその重要性を扱った学位論文「Morphologische und phylogenetische Untersuchungen über die Nephridien der Lamellibranchien」(弁鰓類における腎系の形態学的及び系統学的研究)[4] で博士号を取得した。ただしこのはるか以前の1904年から既にストックホルム国立自然史博物館の無脊椎動物部門で研究を行う機会が与えられており、まだストックホルム大学の学部生だった1907 年という早い時期に後鰓類と翼足類に関する優れた論文を発表している[5]。1915 年に同館の助手の職に就き、1946 年に同館の教授および無脊椎動物部門の責任者となり、退職する1949年まで同館の館長を務めた。更に退職後も同館で仕事をすることが許され、年金生活に入った後も活発な研究活動を続けた[6]。
研究
1906 年に鉱物学者で探検家のアクセル・ハンべリのラップランド遠征に参加して陸産貝類を収集した。2年後の1908 年には早くもその結果を「Die Mollusken der lappländischen Hochgebirge(ラップランド高地の軟体動物)」として同遠征の報告書の一部として上梓した[7]。その後は北極海の軟体動物やスカンジナビアの軟体動物半化石などを研究したが、中でもスカンジナビアの現生の陸産貝類及び淡水産貝類に関する研究で知られる。ドブシジミ科やオカモノアラガイ科の基礎的な研究を行い、当時これらの科についての世界的な第一人者と見なされるようになった。その後は陸産貝類や二枚貝を中心にしていた研究分野を海産軟体動物にまで広げ、溝腹綱(ウミヒモ類)、掘足綱(ツノガイ類)、多板綱(ヒザラガイ類)、頭足類(イカ・タコ類)も研究対象とするようになり、いくつかの研究は古生物学や地質学の分野にまで及んだ。長い研究生活の中で100編 を超える論文や専門書を著し、その中で 綱から亜種に至るまでの400を超える新たな分類群を提唱・記載した。そのうちの一つ Monoplacophora(単板綱)はオドネルがヴィルヘルム・ヴェンツに宛てた私信で提案したもので、ヴェンツは1940年にこの分類名をオドネルを記載者として公表した[8]。 また複数の軟体動物が彼に因んで命名されている(例:Archidoris odhneri (MacFarland, 1966)、Dicata odhneri (Schmekel, 1967) 、Duvaucelia odhneri J. Tardy, 1963、 Odhneripisidium Kuiper, 1962など)[9]。
なお Odhneria Travassos, 1921などの吸虫類やハリトゲオウギガニ属 Odhnea (元は Odhneria Sasaki, 1983であるが前記吸虫類の新参同名で無効)などはニルスの父親のはとこであるテオドル・オドネルに献名されたものである。