ニンテンドーコア

チップチューンとゲームミュージックをハードコア・パンク、ヘヴィメタルなどと融合させた音楽 From Wikipedia, the free encyclopedia

ニンテンドーコア: Nintendocore[1]とは、チップチューンゲームミュージックハードコア・パンクヘヴィメタルなどと融合させた音楽、と広義に定義されるもの。Horse the Band英語版An Albatross英語版The NESkimos英語版Minibosses英語版といったバンドによって始められた。Nintendo rock[2]ナードコア(nerdcore)[3]video game rockとも呼ばれる。

特徴

ニンテンドーコアはシンセサイザーチップチューン、8bitサウンド、エレクトリック・ビートのインストゥルメンタルにエレクトリック・ギタードラムをかぶせるのが特徴。ハードコア・パンクヘヴィメタルといった様々な音楽スタイルを起源に持つが[4][5]、それに加えて、代表的なニンテンドーコア・バンドはポスト・ハードコア[6]メタルコア[6]エレクトロノイズロックポストロック[6]スクリーモなどの影響を受けていた。したがって、スタイル的には一様でなく、たとえばHorse the Bandはメタルコア、ヘヴィメタル、スラッシュメタルポスト・ハードコア、ポストロックのパッセージを結合させている[6]。彼らの3枚目のアルバム『The Mechanical Hand英語版』に収録されている『The Black Hole』という曲は、絶叫ボーカル、ニンテンドーゲーム(ゲーム機「Nintendo Entertainment System」用ゲーム)の音楽のヘヴィなリフ、多数のゲームの効果音をフィーチャーしていて、ニンテンドーコアの手本ともいえる。一方で、Math the Band英語版はエレクトロやダンス・パンクのスタイルを、Minibossesはカイアスからインスパイアされたヘヴィメタルのリフを、アドバンテージはノイズロックとポストロックを[7]The Depreciation Guild英語版は8bitサウンド、ゲームミュージックとシューゲイザーの要素を合体させている。

The Depreciation GuildやThe Megas英語版のように歌をフィーチャーするバンドもある。前者は美声でうたい、後者は歌詞にゲームのストーリーを反映させている。他方、絶叫ヴォーカルを加えたHorse the BandやMath the Band[3][6][8]、インストゥルメンタルを貫くMinibossesやアドバンテージもいる。すべてのニンテンドーコア・バンドに共通しているのは「ニンテンドーゲームのサウンドを模倣するために楽器を使用する」ことである。

歴史

ロックバンドがゲームミュージックをカバーとした初期の例としては、1991年にアメリカのインディーズ・バンドAutoclave英語版がアルバム『Autoclave英語版』で『ペーパーボーイ』を、Mr. Bungle英語版がアルバム『Mr. Bungle英語版』で『スーパーマリオブラザーズ』を[9]それぞれカバーしている。

ニンテンドーコアという言葉はHorse the Bandが造った新語で、元々はジョークとして使い始めた[10]

もうひとつ、ニンテンドーコアの先駆者として挙げられるのはアドバンテージで[11]、『ニューヨーク・タイムズ』誌は、メインストリームにゲームミュージックを持ち込んだグループの一つと賞賛している[2]

代表的グループ

脚注

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