ヌメリガサ科
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英名の"waxy cap"はこの科に分類されるきのこの、薄板のようなひだ、子実体全体の滑った蝋のような感じと様子から命名されたと考えられる。日本名のヌメリガサの所以も、この科に属するきのこ類におけるかさのぬめった感じからきていると考えられる。しかし、この特徴は捉えにくい場合もあり、かさの粘性だけに頼っていると、幾つかの種はここに分類するのだと判断するのが難しい。
かさの裏面に発達するひだの範囲は縁からあり直生からやや垂生である。ひだの間隔は広い。
この科の最も独特の顕微鏡的な特徴は、長い担子器を持つことである。胞子は顕微鏡下では無色で、非アミロイド性を示し、楕円形ないし細長い楕円形で表面は平滑である。かさの表皮構造は、オトメノカサ属(Camarophyllopsis)をのぞいて匍匐性で、オトメノカサ属では子実層状被(構成菌糸が、垂直に立ち上がりつつ並列する)をなしている。多くのものが外生菌根を形成するが、アカヤマタケ属は一般に腐生菌であるとされている。
この科には数種類の属があり、ひだの実質部の菌糸配列のほか、子実体の外観(特に色調)や生態学的地位などによって区別されている。