ネズミ人間
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元々は中国のソーシャルメディアで広まった定義であり、寝そべり族の進化系で、高校・大学への進学をせず、無駄な労働を省き、合理性を重視するライフスタイルである[1][2]。その一方では中国共産党を初めとした共産主義者の間ではネズミ人間や寝そべり族を非難する声が多い[2][8][9]。
過度な学歴差別社会・ストレス社会、閉鎖環境によるいじめ、労働環境や経済の停滞、若者の失業[10]や就職困難など、欧米の資本主義にアジアの人々が疲労した事が要因とされている[1][2][11]。またそれらを発端に自殺が発生する要因としても、欧米的な弱肉強食・利己主義が挙げられる[12][13][14][15][16]。
中国語では「孔乙己文学」という学歴社会に疲弊した若者による文学的自嘲表現の格言があり「高学歴でも精神だけが疲弊して何も報われない」と、ネズミ人間に強く通じる言葉とされている[17]。韓国では世界的に顕著な自殺率を記録しており、ネズミ人間同様に学歴主義・過度なストレス社会・欧米的な完璧主義の価値観が大きな要因とされている[14][18][19][20][21][22][23]。
ベッドに横になり、スマートフォンでネットサーフィンをし、デリバリーの食事で過ごす事が代表的な特徴であるが、完全な無労働や昼夜逆転を含める意見も存在する[2]。またそれに伴う労働主義に関しては、AIに労働をさせる事により人間の負担を減らす相乗(雇用破壊との捉え方も存在)を提唱したり、それを「ポスト資本主義」とする意見も多く関与している[24][25][26][27]。
脚注
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出典
- 1 2 3 4 “《中国だけでなく日本でも増殖中》昼夜逆転の「ネズミ人間」と化す大学生たちのリアル 「バイト以外の時間はずっと無気力」でベッドから抜け出せず、授業にも通えない”. マネーポストWEB (2025年10月26日). 2025年10月26日閲覧。
- 1 2 3 4 5 “中国で増殖する「ネズミ人間」 危機感を抱く中国政府が取り締まりに 昼夜逆転、スマホと出前でゴロゴロの生活を送る若者の動画がSNSに | TBS NEWS DIG (1ページ)”. TBS NEWS DIG (2025年9月25日). 2025年10月26日閲覧。
- ↑ “中国の"就職氷河期"が異常すぎる…600円を払って「社員のふり」をする"偽装出勤サービス"が急拡大の理由 1日1000円で「社長のふり」もできる (4ページ目)”. PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) (2025年8月4日). 2025年10月26日閲覧。
- 1 2 “中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは? いずれ中国共産党を脅かす可能性も”. Newsweek日本版 (2025年4月25日). 2025年10月26日閲覧。
- ↑ Tan, Matthew Loh,Kwan Wei Kevin (2025年5月14日). “中国の燃え尽きた若い労働者たちは、「ネズミ人間」という旗印の下に集結している”. Business Insider Japan. 2025年10月26日閲覧。
- ↑ “《中国だけでなく日本でも増殖中》昼夜逆転の「ネズミ人間」と化す大学生たちのリアル 「バイト以外の時間はずっと無気力」でベッドから抜け出せず、授業にも通えない | マネーポストWEB - Part 2”. マネーポストWEB (2025年10月26日). 2025年10月26日閲覧。
- ↑ “中国で増殖の「ネズミ人間」=“消極的な生活の象徴” 相次ぐSNSへの投稿に中国政府が取締り強化…アカウント閉鎖などの強硬措置も【news23】 | TBS NEWS DIG (3ページ)”. TBS NEWS DIG (2025年9月26日). 2025年10月26日閲覧。
- ↑ “「無気力で隠遁的な姿がまるで下水道の中に住むネズミのようだ。」最近、中国のSNSで馴染みが薄いながらも奇怪な新造語が登場し、注目を集めています。 それは「ネズミ人間」(老鼠人、ratpeople)です.. - MK”. 매일경제 (2025年5月2日). 2025年10月26日閲覧。
- ↑ “中国で「寝そべり系」のアカウントが相次いで凍結、当局が規制強化か”. Record China (2025年10月27日). 2025年10月27日閲覧。
- ↑ “中国 8月の若者失業率18.9% 2023年12月以降で最悪 卒業シーズンで失業率上昇”. TBS CROSS DIG with Bloomberg (2025年9月17日). 2025年10月26日閲覧。
- ↑ “中国「寝そべり族」がさらに劣化していた…!トランプvs.習近平の熱い米中交渉のウラで蔓延!努力を拒む若者たちの《絶望の日々》”. マネー現代 (2025年4月29日). 2025年10月26日閲覧。
- ↑ “「分配」の陰で激増する「いじめ自殺」 「使い潰し型」資本主義が日本を滅ぼす(今野晴貴) - エキスパート”. Yahoo!ニュース. 2025年10月26日閲覧。
- ↑ “社会関係資本と現代日本の自殺傾向について”. 日本社会分析学会 (2025年10月27日). 2025年10月27日閲覧。
- 1 2 “遺族には「毎日が地獄」… 韓国が“自殺大国”になった特有の事情 | 急速な経済発展の「高い代償」”. クーリエ・ジャポン (2023年9月21日). 2025年4月11日閲覧。
- ↑ “自殺が他殺を上回るようになった米社会の「病巣」 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)”. forbesjapan.com. 2025年10月26日閲覧。
- ↑ “現代における自殺の社会学的分析の新たな視角 ― ゴフマンのフェイス論からのアプローチ”. 南山大学 (2025年10月27日). 2025年10月27日閲覧。
- ↑ “寝そべり族の進化系「ネズミ人間」のサバイバル術、日本の「低欲望」とどう違う?”. Record China (2025年10月27日). 2025年10月27日閲覧。
- ↑ “米有名作家、韓国旅行後「世界で最も憂うつな国ですね」(1)”. 中央日報 - 韓国の最新ニュースを日本語でサービスします. 2025年4月11日閲覧。
- ↑ “韓国人は7割が「完璧主義者」!? 競争社会で「成果を上げる人」と「ストレスで潰れる人」の違い”. Newsweek日本版 (2024年6月17日). 2025年4月11日閲覧。
- ↑ “自殺者相次ぐ韓国芸能背景にネット社会のバッシング - 韓国エンタメ : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2025年4月11日閲覧。
- ↑ “だから韓国人は反日感情が強く、自殺率が高い…被害者意識を高ぶらせる「剥奪感」という特殊な感覚 持っていなかったのに「奪われた」という矛盾 (4ページ目)”. PRESIDENT Online (2023年3月7日). 2025年4月11日閲覧。
- ↑ “米国のベストセラー作家であり有名YouTuberであるマーク·マンソンが韓国を訪問した後「世界で最も憂鬱な国を旅行した」という映像を載せて話題になった。「気を抜く技術」など有名自己啓発書を執筆したベ.. - MK”. 매일경제 (2024年1月28日). 2025年4月11日閲覧。
- ↑ “SHINeeジョンヒョンさんが自殺 「完璧」を求められ4割が自殺を考える韓国芸能界の闇 | ザ・リバティWeb/The Liberty Web”. The Liberty Web. 2025年4月11日閲覧。
- ↑ “AI の進化と資本主義の未来”. 農林中金総合研究所 (2025年10月27日). 2025年10月27日閲覧。
- ↑ “AIの雇用破壊は資本主義の「禁断の果実」だ”. 東洋経済オンライン (2017年4月20日). 2025年10月26日閲覧。
- ↑ “AI(人工知能)とポスト資本主義”. J-STAGE (2025年10月27日). 2025年10月27日閲覧。
- ↑ 友寄 英隆『AIと資本主義─マルクス経済学では こう考える』本の泉社、2019年5月10日。ISBN 978-4780719277。