ノックアウト (バラ)
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ノックアウトはバラの園芸品種の1つ。2000年にアメリカ合衆国で、ウィリアム・J・ラドラー (William J.Radler) によって作出された[1][注 1]。メイアン社から発売された後、その耐病性の高さから短期間で世界中で栽培されるようになった[1]。2018年に「栄誉の殿堂入りのバラ」に選出された[1]。
フロリバンダ系の四季咲き・横張りまたは半横張り性のモダンローズ[1][2]。普通、修景バラとして扱われている。交配種は、Carefree Beautyの実生×Razzle Dazzleの実生[2]。樹高が1.0m-1.1m、株張りは100cmになる[1][2]。花の色はピンク色を帯びた赤だが、冷涼な気候の地域では、蛍光を帯びたような赤色になる[1]。花は次第に退色する[2]。花型は半八重から丸弁平咲きで花径は約8cmの中輪種[1][2]。弁質がよく、雨でも傷みにくい[1]。花付きがとてもよく、花が咲いている最中から、次の新芽が伸びてくるので連続開花性も強い[1]。花もちもよい[1]。花の香りは微香[1]。香りの質はティー系[2]。品種名には、病気をノックアウトする、という意味がこめられており、その名の通り耐病性が高く、黒星病に対する抵抗性は特に高い[1]。うどん粉病・黒点病ともにほとんど発生しない[2]。耐暑性・耐寒性に優れるだけでなく、乾燥にも強い[1]。樹勢は中程度、年数の経過とともにシュートの発生が少なくなる[1]。小枝が多く、株全体がこんもりと繁る[2]。減農薬栽培だけでなく、無農薬栽培も可能[1][2]。

枝変わりにピンク・ノックアウト、ブラッシング・ノックアウト、つる性のつるノックアウトがある[1]。これらのうち、ブラッシング・ノックアウトは花色がやや不安定である[2]。また、ピンク・ノックアウト、ブラッシング・ノックアウトともに時々花がノックアウトに戻る[1]。他にも、ノックアウトのシリーズでダブル・ノックアウト、ピンク・ダブルノックアウトがある[1]。これらは枝変わりではないが、ノックアウトと性質がよく似ている[1]。耐乾性はノックアウトよりも劣る[1]。ノックアウトのシリーズはその後も出されており、レインボー・ノックアウト、ホワイト・ノックアウトといった新品種が作出されている[3]。