ノラ・ミャオ
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来歴
父親が航空機の整備士の家庭で、4男1女の第3子で生まれた。九龍聖徳肋撤英文学校卒業後、商社勤務を経て、1970年にゴールデン・ハーベストの新人オーディションに合格。1971年の『アンジェラ・マオ 8人のドラゴン 天龍八将』でデビューし、2作目の『レディ・ブレイド』で主役に抜擢され、同年の『鬼流星(w:The Comet Strikes)』でも主演した。
1972年のブルース・リー主演作品(『ドラゴン怒りの鉄拳』、『ドラゴンへの道』)でヒロインを演じた後、同年に日本・韓国・香港・タイ王国の4か国共同で制作された『東京-ソウル-バンコック 実録麻薬地帯』に出演[1]。日本では1973年に公開され、ミャオの日本初お披露目となった。ミャオは千葉真一のヒロインに扮し、香港で公開されたバージョンでは千葉とキスシーンを演じている[2]。千葉はミャオを「とても大人しくて、可愛くていい女」と評している[3]。1974年にゴールデンハーベストから独立し、フリーランスの女優として香港・台湾の双方の映画・テレビドラマに出演し、1970年代後半には司会業にも進出した。ジャッキー・チェンとも、彼の無名時代(ロー・ウェイ・プロダクション時代)に『レッド・ドラゴン 新・怒りの鉄拳』『蛇鶴八拳』『龍拳』と3本の共演作があり、姉弟みたいな仲だったとジャッキー自身が語っている。
ブルース・リーとの共演作が日本で公開されると(1974年『ドラゴン危機一発』『ドラゴン怒りの鉄拳』、1975年『ドラゴンへの道』)、映画雑誌『ロードショー』の人気投票で1位になるほどの人気を獲得した。東映洋画が配給した『ドラゴンへの道』では来日し[1]、1975年1月14日に旧東映本社で記者会見が行われた[1]。会見を伝える『日刊スポーツ』1975年1月15日付では、ノラ・ミャオは『ドラゴンへの道』の主演[1]、『ドラゴンへの道』を「ドラゴン・シリーズの一つ」と書かれている[1]。
1980年に結婚したがその後も人気は下がらず、『ロードショー』『SCREEN』ともに人気投票で1980年代前半までランクインしていた。1990年代にカナダへ移民し、トロントで暮し始めた。CMFTチャンネルのテレビ番組や、CCBCラジオ上でラジオ番組「Coffee Talk」を担当するなど、拠点はトロントに置いているが、数は少ないものの、香港の映画やテレビドラマにも出演した。
2001年には、日本で行われたブルース・リーのイベントのゲストとして来日した。
2017年、香港のテレビ局TVBが製作する連続テレビドラマ『溏心風暴3』に主役級の1人として香港のテレビドラマとしては29年ぶりに出演した。
エピソード
『ドラゴン危機一発』のカキ氷屋の少女の役は、ヒットを確信したゴールデン・ハーベスト社長のレイモンド・チョウが、ミャオを売り出すために台本に書き加えさせたものである。『ドラゴン怒りの鉄拳』でブルース・リーの恋人役を演じたが、リーとのキスシーンは、リーが映画で演じた唯一のラブシーンである。リーの映画に出演して有名になった女優のマリア・イー(『ドラゴン危機一発』)やアンジェラ・マオ(『燃えよドラゴン』)が早々と結婚する中、ミャオは20歳代後半まで独身を通した。このため、香港の芸能誌紙がミャオの私生活について憶測記事を掲載し、その中に「リーの恋人だった」との記事もあったが、ミャオは「リーを尊敬している」と明言しつつ、恋人説は強く否定している。後にリーのドキュメンタリー映画などでインタビューに応じ、「ブルースは完璧主義者。酒も煙草も吸わず、若い男性らしい楽しみより、いかに映画を面白くするかだけを考えていた」と語った[4]。
主な出演作品
映画
- 『アンジェラ・マオ 8人のドラゴン 天龍八将』(1971年)
- 『レディ・ブレイド』(1971年)
- 『鬼流星(w:The Comet Strikes)』(1971年)
- 『ドラゴン危機一発』(1971年)
- 『ザ・ハリケーン』(1972年)
- 『ドラゴン怒りの鉄拳』(1972年)
- 『東京-ソウル-バンコック 実録麻薬地帯』(1972年[5])
- 『ドラゴンへの道』(1972年)
- 『黒夜怪客』(1973年)
- 『綽頭状元』(1973年)
- 『スカイホーク鷹拳』(1974年)
- 『龍拳精武指』(1975年)
- 『ノラ・ミャオ クンフー・キッド』(1975年)
- 『レッド・ドラゴン/新・怒りの鉄拳』(1976年)
- 『武侠怪盗英雄剣・楚留香』(1977年)
- 『絶不低頭』(1977年)
- 『蛇鶴八拳』(1977年)
- 『龍拳』(1978年)
- 『風流殘劍血無痕』(1980年)
- 『釋迦牟尼』(1980年)
- 『英雄對英雄』(1981年)
- 『玉劍飄香』(1981年)
- 『護花鈐(zh:護花鈐)』(1981年)
- 『決鬥者的生命』(1982年)
- 『多倫多竹昇妹』(1990年)
- 『死闘伝説/ZERO!』(1993年)
- 『運財五福星(zh:運財五福星)』(1996年)
- 『一個好爸爸(zh:一個好爸爸)』(2008年)
- 『東風破』(2010年)
- 『低俗喜劇(zh:低俗喜劇)』 (2012年)
- 『ファストフード店の住人たち』(2019年)