ハナビラクマノミ

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ハナビラクマノミ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: ギンポ目 Blenniiformes
: スズメダイ科 Pomacentridae
: クマノミ属 Amphiprion
: ハナビラクマノミ A. perideraion
学名
Amphiprion perideraion
Bleeker, 1855
英名
pink skunk clownfish
pink anemonefish

ハナビラクマノミ (学名:Amphiprion perideraion)は、クマノミ属に分類される海水魚の一種。オーストラリア北部からマレー諸島メラネシアにかけて広く分布している[2]イソギンチャク共生しており、触手の影響は受けない。厳密な順位制を持っており、繁殖雌が最も大きく、繁殖雄が次に大きく、非繁殖雄は順位が下がるにつれて体も小さくなる[3]。繁殖雌が死亡すると繁殖雄が性転換し、最大の非繁殖雌が繁殖雄になる[2]

類似種

体色は桃色からオレンジ色で、背中に白いラインがあり、目の後ろに白いバンドが入る[2]。クマノミ属の中では小型で、全長は10 cm程度[2]

A. akallopisosセジロクマノミA. pacificus に似るが、この3種は頭部のバンドが無い。A. nigripes にも似るが、この種は腹鰭と臀鰭が黒い。またA. leucokranosにも似るが、この種は背中のラインが途中で途切れる[2]

分布と生態

マレー諸島メラネシアグレートバリアリーフトンガから北は日本まで、西はココス諸島クリスマス島スマトラ島まで、インド洋東部から西太平洋にかけ分布する。日本では和歌山県琉球列島南大東島に分布[4]。潮通しの良いサンゴ礁礁湖や斜面に生息する[4][5]。生息水深は3 - 20 mと考えられていたが、グレートバリアリーフでの調査では水深50 - 65 mの場所から発見された[6]。本種とクマノミは、クマノミ属の中でオーストラリアの東海岸と西海岸の両方で見られる種である[2]ジャワ海の個体群は他の場所と遺伝的に隔離されている[7]

シライトイソギンチャクセンジュイソギンチャクマバラシライトイソギンチャクハタゴイソギンチャクと共生する[2][8]。縄張り意識はそこまで強くないため、他のクマノミと同じイソギンチャクに共生することもある[9][10]。卵を岩に産みつけ、鰭を用いて新鮮な海水を供給する。性格は臆病で、イソギンチャクへの依存度が高い[11]動物プランクトン蠕虫尾索動物などを捕食するが、主に藻類を食べる傾向がある[2]

人との関わり

観賞魚として飼育する目的の捕獲や、地球温暖化、海の酸性化によるイソギンチャクの減少の影響を受けている[12]。飼育下ではブラインシュリンプ貝類藻類など様々な餌を食べ、飼育下繁殖の例もある[10]

沖縄県においては1998年に高温が続いたことによるシライトイソギンチャクの白化で、大きなシライトイソギンチャクを利用できなくなったハナビラクマノミが局所的に絶滅している[13][14]

脚注

参考文献

関連項目

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